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企業特性を生かしたスタートアップの福利厚生制度の確立

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企業特性を生かしたスタートアップの福利厚生制度の確立

多くのスタートアップが、さまざまな福利厚生制度や企業文化を前面に押し出して人材獲得に活発な姿勢を見せている。

PET FRIENDS(ペットフレンズ)、JOBIS&Villains(ジョビス・アンド・ヴィルレインズ)、dr.now(ドクターナウ)など、企業の特性を生かした異色の福利厚生が注目を集めている。

求職プラットフォームのジョブコリアによると、求職者の10人中7人がスタートアップで働く意思があることがわかった。応募者は「企業の高い成長可能性」「フラットな組織文化」「福利厚生制度」をスタートアップで働くメリットに挙げた。成長に焦点を合わせたスタートアップ特有の文化と福利厚生制度が、求職者の心をつかんでいるのだ。

このようにスタートアップに就職を希望する求職者が増えるにつれ、能力が高い求職者を自社に呼び込むため、企業はそれぞれ特色ある様々な福利厚生制度や企業文化を前面に打ち出し、求職者に魅力をアピールしている。

ペットショッピングモール「PET FRIENDS」は、社員のみならずペットのために福利厚生制度を提供し、注目を集めている。「PET FRIENDS」の社員は、ペットと一緒に出勤でき、ペットの里親支援費や誕生日の祝い金を受けることができる。

また、PET FRIENDSは、提携する動物病院での割引やペット慶弔休暇支援など、企業の特性に合わせた異色の福利厚生を提供している。

税務申告・還付サービス「サム・チョム・サム」を運営するJOBIS&Villainsは、総合所得税申告期間の5月が過ぎれば、希望の休暇地で再充電の時間を過ごし、勤務できるワーケーション制度を取り入れている。

特に今年は、6月から8月までの間の1カ月を選択して利用でき、リフレッシュメント支援金303万ウォン(約31万5,000円)を一緒に支援するなど、ワーケーション制度をアップグレードした。

最近、大規模な人材採用を開始した韓国内トップの遠隔医療プラットフォームdr.nowは、前職と比較して最大150%の年俸引き上げと最大1億ウォン(約1,000万円)相当のストックオプションを付与し、人材採用に力を入れている。

dr.nowは、遠隔医療プラットフォームらしく、社員の家族の非対面診療費用を全額支援している。併せて個々人の業務スタイルに合わせて、自律出退勤制を導入し、承認を必要としない年次休暇、昼食・夕食の食事費、自己啓発費、業務に必要な備品・ソフトウェアの提供など、「無制限の福利厚生」を提供し、社員が仕事に没頭できる環境づくりに意欲を見せている。

このように、スタートアップが様々な福利厚生を提供している理由は、人材確保のためだ。これらは事業拡張やサービス強化のため、優秀な人材を確保し、社員が仕事に集中できる文化をつくることで、会社の競争力を高めることに重点を置いている。

スタートアップ業界の関係者は「スタートアップが成長するためには、人材が共に成長する文化を創り出さなければならない」とし、「スタートアップにとって人材は最も重要な財産であるため、全面的な支援を通じて仕事に集中できる環境づくりに努めている」と話し、福利厚生と企業文化の構築に注力しているとした。


原文:https://mirakle.mk.co.kr/view.php?sc=51800015&year=2022&no=526990

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