Publがグローバルライブストリーミングプラットフォームを2週間で制作

「Publ」が2022アジア・アーティスト・アワードの米州向けライブストリーミングプラットフォームを2週間で制作
基本の実況中継に加え、視聴者間のコミュニティ、チャット、多言語字幕、外貨決済など各種機能付き
ライブ中継時に発生する各種問題を運営者が簡単に解決できるようにプロ級のツールを提供

SaaSのスタートアップCYCLOPS（キュクロープス）は先日、名古屋で開催された「2022 Asia Artist Awards in Japan（アジアアーティストアワードインジャパン、以下2022AAA）」の米州地域対象のグローバルライブストリーミングプラットフォームが、「Publ（パブル）」を基に制作されたと5日明らかにした。

一般的に海外生中継のために外部ライブストリーミングソリューションを使用する場合、クラウドやシステム使用料などで1億ウォン（約1千万円）以上の運営費が必要になる。自社のプラットフォームを新しく作るとなると、最低5億ウォン（約5千万円）以上の構築費用が掛かる。ここにコミュニティ、チャット、決済などの付加機能を追加し、サービスオープン前に正常稼働検査や補完作業まで完了するためには多くの時間とリソースが必要になる。

Publは基本的な実況中継の他にも、視聴者間のコミュニティやチャット、グローバルビジネスのための多言語字幕と外貨決済、テンプレートデザインなど各種機能を提供し、ライブストリーミングプラットフォームの完成度を高めた。特に、主要な機能はスマートフォンアプリをダウンロードするように、簡単に追加・適用が可能で、全体的なプラットフォーム構築時間とコストが大幅に短縮された。

この他にも、ライブ中継状況で頻繁に発生するビデオとオーディオ間の「音ズレ」などの問題を運営者が簡単に解決できるように、専門家レベルのプラットフォームが運営可能な人材とツールを支援している。これにより、8時間に及ぶ2022AAAのライブストリーミングをフルHD画質で北米地域へ安定的に送出することに成功した。

CYCLOPSのペ・インシク代表は「Publには、GOMTV（ゴムＴＶ）のスターリーグ中継や、K-POPのストリーミングプラットフォーム『streaming（ストリーミング）』を運営しながら積み重ねた多様なコンテンツビジネスノウハウが活かされている」とし、「専門のIT開発者がいなくても、コンテンツIP企業が会社内部の意思決定を通じて新規ビジネスを展開していけるように、多様な機能を開発しシステムの安定性を高めることに注力する」と話した。

一方、CYCLOPSは先月、一山KINTEX（イルサンキンテックス）で開かれた「パッキャオ対ユ・デギョン」スペシャルマッチのライブストリーミングプラットフォームもPublを基に構築している。FightK（ファイトK）主管で行われた今回のイベントは、8階級を制覇したフィリピン出身でボクシング界の英雄であるパッキャオの引退後初の試合だったため、話題を集めた。中継は韓国、中国、フィリピンなど3カ国のユーザーを対象にリアルタイムで放送され、パッキャオが審判全員一致の判定勝ちを得て盛況裏に終了した。

トップキャプチャー：PublのBI

原文：퍼블, 개발자 없이 글로벌 라이브 스트리밍 플랫폼 2주만에 구축 지원 (mk.co.kr)

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