Channel Corporation、「Channel Ventures」設立...B2B SaaSの初期スタートアップをアクセラレーティング

Channel Corporation（チャンネルコーポレーション）がSaaSスタートアップ育成のためのアクセラレーションに乗り出す。

オールインワンビジネスメッセンジャー「Channel Talk（チャンネルトーク）」を運営するChannel Corporationが、初期SaaSスタートアップがより健全かつ迅速に成長できるよう支援する「Channel Ventures（チャンネルベンチャーズ）」組織を設立した。

Channel Venturesは、初期段階のB2B SaaSスタートアップを対象に、資本投資、SaaSプレイブック、PMF(Product-Market-Fit)およびGTM(Go-to-Market、顧客にアプローチする段階)ノウハウの伝授など、成長に実質的に役立つアクセラレーションプログラムを提供する予定だ。

その第一歩は,Amazon Web Services(アマゾンウェブサービス、以下AWS)とのコラボレーションから始まる。Channel Corporationは、AWSスタートアップ組織が新たに運営するAWS SaaS Accelerator Program（AWS SaaSアクセラレータプログラム、以下ASAP）に参加し、シリーズA以下のSaaSスタートアップ10社を選定し、Channel Venturesの力を投入する計画だ。

ASAPは4週間、Channel CorporationをはじめとするSaaSスタートアップのCEOから聞く生の経験談とアドバイス、SaaS企業のためのビジネスコンサルティングと技術セッション、SaaS専門グローバルベンチャーキャピタル　Storm Ventures（ストームベンチャーズ）が提供するメンタリング、AWS SaaS専門家グループとSaaSスタートアップCEO、SaaS専門投資審査役などの業界専門家とのPitchDay（ピッチデー）とネットワーク形成の場で構成されている。

Channel Corporationは、ASAPで成長可能性を示したスタートアップを選定し、Channel Venturesのアクセラレーションプログラムを提供する。このプログラムには、KPI選定からモニタリング、セールスプロセス、チーム構成など、初期SaaSスタートアップが知っておくべき定量的・定性的指標分析ガイドが入ったプレイブックをはじめ、定期的なメンタリング、市場や競合他社分析、資金調達に必要な準備過程のガイドなどが含まれている。また、技術とビジネスについて悩んでいるスタートアップのリーダー、チームリーダーが気軽に会話できる個人相談オフィスアワーも用意します。

Channel Corporationは、今回のASAP以外にも、潜在力のあるB2B SaaSスタートアップを見つけ、Channel Venturesとチームを組んでビジネスプレイを展開する様々なタイプの支援も展開する予定である。

Channel Venturesのイ・ギョンフンリーダーは、「これまでスタートアップが直接初期スタートアップに投資して育成するプログラムは多くなかった」とし、「Channel VenturesはB2B SaaS市場の活性化のため、事業拡大を夢見るスタートアップを先輩スタートアップが導く好循環構造を作り、韓国のスタートアップエコシステムに貢献したい」と述べた。

原文：https://platum.kr/archives/203166