NAVER、第2四半期売上高2兆458億ウォン…LINE実績除き、初の2兆ウォン達成

NAVER（ネイバー）が2022年第2四半期の売上高2兆458億ウォン（約2,098億円）、営業利益3,362億ウォン（約344億円）を記録した。これは前年同期比23%、0.2%ほど上がった数値だ。NAVERの四半期の売上が、LINEを含めて2兆ウォン（約2,050億円）を突破したことはあるが、NAVER事業部門の売上で2兆ウォンを突破したのは、今回が初めてだ。

事業部門別の営業収益は、サーチプラットフォーム9,055億（約928億円）、コマース4,395億（約450億円）、フィンテック2,957億（約303億円）、コンテンツ3,002億（約307億円）、クラウドおよびその他1,049億ウォン（約107億円）だ。サーチプラットフォームは、検索広告品質の改善とディスプレイ広告ラインナップの持続的な拡大に支えられ、前年同期比9.3％、前四半期比6.5％成長し、第2四半期に9,055億ウォン（約928億円）を記録した。

コマースは、NAVERショッピング取引額などの着実な成長に支えられ、前年同期比19.7%、前四半期比5.5%成長し、4,395億ウォン（約450億円）を記録した。第2四半期のNAVERショッピング取引額は、10.3兆ウォン（約1兆600億円）で、前年同期比20.8％増加した。

フィンテックは、スマートストアおよび大型加盟店追加による外部決済額が成長し、前年同期比27.1%、前四半期比7.6%成長した2,957億ウォン（約303億円）を記録した。第2四半期のNAVER PAY（ネイバーペイ）決済額は、前年同期比32％成長、12.0兆ウォン（約1兆2,300億円）を突破した。

コンテンツは、円の下落に伴う為替損失の影響があったが、ebook japan（イーブックジャパン）、LOCUS（ローカス）、MUNPIA（ムンピア）が、ウェブトゥーン部門に新規編入され、第2四半期ウェブトゥーングローバル統合取引額が前年同期比19.6％成長した4,065億ウォン（約416億円）を達成するなど、成長が持続し、前年同期比113.8%、前四半期比41.6% 増加した3,002億ウォン（約307億円）を記録した。

NAVERウェブトゥーンのグローバル統合ユーザー数は、1億8千万人以上で、有料利用者の割合と月決済金額も着実に増加している。

クラウドおよびその他は、Neurocloud（ニューロクラウド：ハイブリッドクラウド）ベースの商品差別化により、NH nonghyup（NHノンヒョプ）、KBに続き、IBK企業銀行クラウド転換事業を新規受注するなど、多様な業種の新規顧客確保などの影響で、前年同期比10.5％、前四半期比13.9 ％成長した、1,049億ウォン（約107億円）を記録した。

NAVERチェ・スヨン代表は「グローバル景気萎縮などの状況下でも、NAVERの第2四半期の実績は堅固だった」とし、「検索、コマース、決済、ポイントエコシステムを基盤に、共同事業者、パートナーが担う負担を最小化し、NAVERの各主要事業分野で市場を飛び越える成長を達成するよう、最善を尽くす」と述べた。

原文：https://platum.kr/archives/190670