「酷寒期長期化」...昨年のスタートアップ投資52%↓
「酷寒期長期化」...昨年のスタートアップ投資52%↓
昨年、スタートアップ業界の総資金調達額が半分以上急減したことが分かった。長期化する投資の酷寒の中、ヘルスケアとディープテック分野に投資金が集まった。
STARTUP ALLIANCE(スタートアップアライアンス)は26日、メディアの報道を基にした2023年スタートアップ資金調達決算報告書を発表した。調査によると、昨年のスタートアップの総投資件数は1284件だった。2022年の1765件に比べて27.2%減少した。投資額は2022年の約11兆1,404億ウォン(約1兆2,322億3,800万円)から52.0%減の5兆3,388億ウォン(約5,906億6,400万円)と集計された。
投資件数はヘルスケア分野が161件で最も多かった。製造とコンテンツ・ソーシャル分野がそれぞれ123件、120件で続いた。投資金額基準では、金融・保険業が7,330億ウォン(約812億2,800万円)で最も多かった。コンテンツ・ソーシャルと製造分野はそれぞれ6,458億ウォン(約715億6,000万円)、6,268億ウォン(約693億3,400万円)を記録した。
STARTUP ALLIANCEは、会話型人工知能(AI)チャットボットChatGPTブームでAIと半導体分野が注目されたと分析した。300億ウォン(約33億2,400万円)の資金を調達したAI精密医療サービス「Imprimed(インプリメッド)」、700億ウォン(約77億5,700万円)の投資を受けたデータ処理装置(DPU)開発の半導体設計企業(ファブレス)「MangoBoost(マンゴブースト)」などが代表的だ。映像超巨大AI基盤のコンテンツ企業Twelve Labs(トゥウェルブラボ)は、韓国のスタートアップとして初めてNVIDIA(エンビディア)の資金を調達した。
スタートアップの回収はM&Aが53件、企業公開(IPO)が9件だった。M&Aは前年比57.9%減少した。
1,000億ウォン(約110億6,200万円)以上の大規模資金調達をしたスタートアップは、toss bank(トスバンク)、MUSINSA(ムシンサ)、Beyond Music(ビヨンドミュージック)など計9社だった。10億ウォン(約1億1,000万円)未満の投資は817件で、全体の63.6%を占めた。
<画像=月別スタートアップ投資動向インフォグラフィック(出典:STARTUP ALLIANCE)>
原文:https://www.etnews.com/20240126000235
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