「スタートアップと協業し海外市場を攻略…Amazon・MSと肩を並べる」
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「スタートアップと協業し海外市場を攻略…Amazon・MSと肩を並べる」
NAVER Cloud(ネイバークラウド)のパク・ウォンギ代表
- クラウドの売上高 2年で76%急増
- 200社以上のスタートアップと協業
- 「技術レベルはAmazonにも引けをとらない。ブランドパワーを引き上げ、グローバルトップ3に挑戦」
「韓国のスタートアップや中小企業と手を取り合えば海外市場にも進出できるでしょう。必ずグローバル『ビッグ3』に入ります」
NAVERの子会社であるNAVER Cloudはクラウド分野の韓国代表企業だが、Amazon、Microsoft(MS)、Googleなどグローバルビックテックが待ち構える海外市場では大きく遅れを取っている。2019年から本格的に海外市場を攻略した後、10カ国に進出するなど成果を出している。特に200社以上のスタートアップとの協業が功を奏した。
NAVER Cloudのパク・ウォンギ代表(写真)は最近、記者とのインタビューで「NAVER Cloudを使用している韓国のスタートアップが海外で成功すれば、NAVERの技術水準も広まり、互いに『win-win(ウィンウィン)』となる」とし、「スタートアップと韓国の情報技術(IT)業界の大企業が協力し、海外市場を攻略する良いモデルになるだろう」と話した。パク代表は「韓国のスタートアップが経験する技術と経済的問題の解決を、IT大企業がサポートする。そして、大企業が主導する技術の方向性をスタートアップを通じて拡張すれば、韓国のIT生態系全体に役立つ」と付け加えた。
NAVERは韓国内のクラウド市場では3位で、韓国企業の中では1位を占めている。1、2位はAmazonとMSだ。NAVERのクラウド部門の売上は、2020年上半期の1,118億ウォン(約117億円)から今年上半期の1,970億ウォン(約206億円)と、2年で76%増加した。毎年売上の80%を研究開発(R&D)に投入するなど、技術水準を高めたことがこのような成果をもたらした。また、韓国の企業では初めて国際標準クラウドセキュリティ認証「CSA STAR」の最高等級であるゴールドと、シンガポールクラウドセキュリティ認証「MTCSレベル3」を獲得した。
NAVER Cloudの最初の目標は当然、韓国で1位になることだ。パク代表は「NAVER Cloudの技術とサービス水準は、今やAmazonと同等にまで上がってきた」とし、「今後、グローバル市場でも3~4位までには入るだろう」と話した。NAVER Cloudが提供するクラウド商品は、2017年の22種類から現在の212種類に増えた。NAVERの人工知能(AI)プラットフォームClova(クローバー)もそのうちの一つだ。
成長の妨げになっているものとしては、「ブランドパワー」を挙げた。パク代表は「南大門や東大門でどんなに良い服を作っても消費者は外国のブランドを好むように、クラウドサービスも同様。」と話した。続けて、「技術とサービス水準を高めながら努力し続けるしかない」と強調した。
パク代表は、来年新設されるNAVER Cloudのアジア太平洋(APAC)事業開発の代表を務め、B2B(企業間取引)事業の海外進出のために陣頭指揮をとる計画だ。NAVER Cloudは10月12日、東南アジア地域のクラウド事業を強化するためにIntelと業務提携を結んだ。Intelのグローバルネットワークを活用して、東南アジア地域のクラウド管理サービス会社(MSP)と提携し、現地の顧客会社を集中的に攻略する予定だ。パク代表は「東南アジア地域を皮切りにNAVER Cloudの成功『事例(リファレンス)』を作り、米国市場の攻略を強化する」と強調した。
キム・ジュワン記者 kjwan@hankyung.com
原文:스타트업과 손잡고 해외시장 공략…아마존·MS와 어깨 나란히 할 것 | 한경닷컴 (hankyung.com)
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