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モバイル広告業界の地殻変動…新強者は誰?

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モバイル広告業界の地殻変動… 新強者は誰?

2022年上半期には個人情報保護措置の持続的な変化、BearMarket(ベアマーケット、景気低迷期)およびポストコロナに対する期待が沈んだことによりエコシステム全般にわたって変化が発生した。 

特に、2021年下半期に比べてGoogleAds、MetaAdsのような大型広告メディアが勢力を失った反面、中小メディアは機会を得て、市場占有率を確保した。

AppsFlyerが発表したパフォーマンスインデックス第15次エディションによると、Apple(アップル)のアプリ追跡透明性(AppTrackingTransparency、以下ATT)の影響で、いまだにアプリマーケターおよび広告メディアが困難に直面していることが分かった。 

2022年上半期アンドロイド市場でGoogleAdsとMetaAdsはAppsFlyerパフォーマンスインデックスのグローバルパワーランキングとボリュームランキングで並んで1、2位を維持したが、APP設置市場占有率は両社とも2021年下半期に比べて減ったことが分かった。

GoogleAdsとMetaAdsはどちらも、iOSアプリ市場ではさらに苦戦していることが確認できた。

Metaはアプリインストール占有率が下落し、GoogleもiOSアプリ市場内の基盤が減った。 AppsFlyerが測定した広告成果データから重複データを除去して収集したAppsFlyerのSSOT(Single Source of Truth)とSKAdNetworkを分析した結果、MetaがiOSアプリインストール占有率を失い、GoogleもiOSアプリ市場内の立地が減ったことが分かった。

これとは対照的に、2021年に急浮上したTikTok For Businessは2021年上半期から2022年上半期の間にAndroidアプリ規模を大きく増やした。 アップル検索広告(Apple Search Ads)は2020年上半期以後、市場占有率が3倍に増え、iOSアプリ成果1位広告媒体として位置づけられ確実に立地を固めた。

このような流れはゲーム市場でも確認できた。Androidゲームの場合、リテンション部門ではGoogleAdsが独歩的なスケールを基盤にグローバルパワーランキングとボリュームランキングで1位を占めたが、2022年上半期アプリ設置市場で占有率が2021年下半期に比べて減少した。

Meta Adsによると、グローバルパワーランキングとボリュームランキングともに順位が一段階ずつ下がり、アプリインストール占有率も減少したことが分かった。

一方、ironSource(アイアンソース)とMintegral(ミンティグラル)は2022年ゲームアプリインストール市場占有率で目立つ成果を上げた。 

特に、カジュアルゲームおよびハイパーカジュアルゲーム領域でTikTok For Business、Unity AdsおよびMetaが占有率が下落した反面、ironSourceとMintegralは占有率を確保し、注目に値する成長を成し遂げた。

2022年第2四半期にはグローバル景気低迷による大規模整理解雇が発生し、モバイル産業全般的にゲームプロジェクトとアプリ事業が取り消しになりマーケターと広告メディアの負担を加重した。 これに伴い、2022年第2四半期アプリインストール広告支出予算は2022年第1四半期対比14%減少し、アプリ平均広告予算は12%減少した。

また、AppsFlyerの分析結果、メディア費用が増加し、景気が低迷するにつれ、オウンドメディア活用度が増加したことが分かった。

2022年上半期アンドロイドアプリでオウンドメディアで発生したアプリ設置数は2021年下半期に比べて18%増加した。 反面、PaidMediaが寄与したアプリインストール増加率は2%に過ぎなかった。iOSでもオウンドメディアが寄与したアプリインストール数は25%急増し、PaidMediaの場合3%増加したことが分かった。


原文:https://platum.kr/archives/194318

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Platum

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