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CLOVA Studio、スタートアップ中心にAIエコシステムを拡大

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CLOVA Studio、スタートアップ中心にAIエコシステムを拡大

NAVER(ネイバー)の「No Code(ノーコード)AI」プラットフォーム「CLOVA Studio(クローバスタジオ)」が、スタートアップを中心に、AIエコシステムを急速に拡大している。600社以上がベータサービスを申請した中、現在100社以上のスタートアップが参加しており、CLOVA Studioを活用し、サービスにAI技術を組み込みリリースする事例も出てきている。

世界観共同創作プラットフォーム「ストーリーネーション」をサービスする「宇宙文房具(우주문방구)」は13日、ベータテスト中である自社プラットフォームに、人工知能補助作家「Tory(トーリー) AI」を披露した。

CLOVA Studioをベースに開発された「Tory AI」は、作家が入力した文章をもとに、作品にふさわしい多様な表現を推薦してくれる。これにより、初心者作家の創作過程での表現に対する悩みを軽減し、新しいアイデアも得ることができるよう手助けるという趣旨だ。

宇宙文房具パク・ホジュン代表は「ストーリーネーションは、初心者の作家でも誰でも簡単に、自身が想像してきた世界を作ることができるシステムを提供する」とし、「NAVER Hyper CLOVA(ネイバーハイパークローバ)のAI技術を基盤に開発された「Tory AI」の助けを借り、誰もが気軽に文章を書き、ストーリーを創作できる環境が設けられることを願う」と述べた。

自然言語処理技術でAI作文補助ソリューションを開発する「Wrtn Technologies(リィトンテクノロジーズ)」は、2週間のベータテストを経て、18日にWrtnトレーニングサービスを正式リリースした。Wrtnトレーニングサービスは、ユーザーが自身の考えを一編の文に完成させる過程を繰り返しながら、作文練習を経験できるサービスで、ユーザーの文章作成能力と論理的思考力を育てることを目的として開発された。

CLOVA Studioが適用され、ユーザーが入力したテーマに応じて適切な質問を投げたり、参考資料を推薦してくれるなど、一種の「文章作成チューター」の役割を果たし、より豊富な文章作成を支援する。

NAVERは今年2月から、NAVERクラウドプラットフォームを通じて、AIスタートアップなどにCLOVA Studioのクローズドベータサービスを提供中だ。簡単な説明と例(プロンプト)の入力だけで、開発者でなくても、超巨大言語モデルを活用し、簡単にAIを実装できるのが特徴だ。

作成、要約、分類、会話、変換など、多様な言語関連作業が可能で、結果物はAPIとして発行され、サービスに連動することができる。

NAVERは、CLOVA Studioを通じて、AI開発余力が不足したスタートアップ、SME、創作者が、NAVERが投資した超大規模AI技術を事業や創作にさらに活用し、AIによるイノベーションの可能性を実現できるように支援する計画である。

NAVERは、先月韓国政府の超大規模AI活用事業に参加し、NAVERクラウドプラットフォームを通じて、韓国公共・研究機関、学校などを対象に、CLOVA Studioを提供すると明らかにした。

一方NAVERは、社内でもCLOVA Studioプラットフォームを活用し、「Hyper CLOVA」を様々なNAVERサービスに適用し、AIの日常化に先んじている。ショッピングやイベントのマーケティングフレーズ作成、プレゼント商品やメッセージ推薦、キーワードレビューの業種別キーワード抽出などが「CLOVA Studio」プラットフォームを社内で積極的に活用した結果だ。

NAVER CLOVA CICのチョン・ソクグン代表は「NAVERは『みんなのためのAI』を実現するために、Hyper CLOVAを開発する上でさらに先を進み、実際のユーザーが日常で技術を体感できるよう、サービス形態で提供することに注力している」とし、「NAVERの超大規模AI技術力とそれぞれのスタートアップ、SME、創作者が持つ専門能力が出会い、新たな可能性を生み出し、さらに多くのユーザーがAIの恩恵を受けることを期待する」と述べた。


原文:https://platum.kr/archives/189585

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