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「ピンキッツ 赤ちゃんサメ」から「ベリーゴム」、「ロティ・ロティ」まで… NFTに上がったスーパーIP

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「ピンキッツ 赤ちゃんサメ」から「ベリーゴム」、「ロティ・ロティ」まで… NFTに上がったスーパーIP

グローバル市場調査機関Statista(スタティスタ)とジェファリー投資銀行が推算した今年の世界NFT(Non-Fungible Token、代替不可能トークン)市場規模は350億ドル(約4兆8,000億円)に達する。市場が形成されたばかりの時点で、実物美術市場に近いほど成長し、日常の中に溶け込んでいる。

特に、「スーパーIP(知識財産権)」を保有する企業がNFT市場をリードしている。

The Pinkfong Company(ザピンクフォンカンパニー)の「ピンキッツ 赤ちゃんサメ」、ロッテホームショッピング「ベリーゴム」、IPXの「OOZ&mates(オオズ&メイツ)」、ロッテワールド「ロティ・ロリー」が代表的な例だ。キャラクターが保有する高い認知度と波及力に、NFT技術の持つ限定版所有コンセプトが加わり、現実を越えて仮想世界でファンと出会い、ブランドロイヤリティを強化している。


「ピンキッツ 赤ちゃんサメ」NFT、ジェネラティブ・アートベース10,000個のユニークなデザインで発行

The Pinkfong Companyは、Pinkfong(ピンクフォン、日本ブランド名は「ピンキッツ」)赤ちゃんサメ IPを活用して「Baby Shark:Collection No.2(ベビーシャークコレクションNo.2) NFTを今年第3四半期発行すると明らかにした。

The Pinkfong Companyは、世界のYouTube視聴数1位を記録した「ピンキッツ 赤ちゃんサメ」の文化的波及力を基盤にグローバルエンターテイメント企業への立地を強化する中、コンテンツ業界に新たなパラダイムを提示するという目標でNFT市場に進出した。

昨年11月にMakersplace(メーカーズプレイス)とNFTパートナーシップを締結し、NFT作品シリーズ「Baby Shark:Collection No.1(ベビーシャークコレクションNo.1)を初めて披露したが、ローンチ30分で完売し注目を集めた。

今回のベビーシャークコレクション:No.2はジェネラティブ・アート技術を基盤にサメ家族キャラクター、アクセサリー、背景などデザインをランダムに組み合わせて10,000個のユニークなデザインで発行される予定だ。The Pinkfong Companyは今回のNFTローンチを記念して様々なオン・オフラインイベントも用意する計画だ。


MZ世代オープンランリード「ベリーゴム」、60秒分量の3D映像NFTで再誕生

MZ世代をターゲットにしたキャラクター「ベリーゴム」もNFTとして再誕生した。

 「ベリーゴム」はロッテホームショッピングが去年2018年MZ世代の会社員を対象に進行した社内ベンチャープログラムを通じて誕生したキャラクターだ。去年4月、ロッテワールドタワー野外芝広場に15m特大型ベリーゴムを設置した「アメイジングベリーゴム」公共展示がオープン2週間で訪問者200万人を突破するなどオープンラン現象を生み、独自のブランドに成長している。

ロッテホームショッピングは5月、流通業界で初めてNFTマーケットプレイス「NFTショップ」をオープンし、ベリーゴムNFT販売に乗り出した。ベリーゴムNFTは動物キャラクター「ヨンジャク」で有名な彫刻家であるノ・ジュン作家とコラボレーションをベースに、60秒の3D映像で制作され、300本が限定販売され、大きな人気を集めた。


LINE FRIENDSをつなぐ「OOZ&mates」、NFTホルダーと一緒にキャラクターの世界観を拡張

LINEFRIENDSは去る2月「IPX」に使命を公式変更し、デジタルIPプラットフォーム企業を宣言し、NFT事業に力を入れている。去年5月、オリジナルキャラクターで公開した「OOZ&mates」を「PlayTabb(プレイタブ)」NFTマーケットプレイスとオープンシーでNFTとして発行すると予告した。

OOZ&matesはキツネ、ネコ、子犬、ウサギ、カワウソ、サルなど様々な動物をモチーフにし、動物園を意味する英単語(ZOO)のつづりを逆にしてキャラクター名に反映した。

IPXはOOZ&matesの各キャラクターごとにNFT 1,111個を発行、合計9,999個のNFTを発売する予定だ。キャラクターごとに服の色、表情、アクセサリー、行動などが差別化されることが注目すべきポイントだ。IPXは、OOZ&matesのNFTホルダーに自身が所有するNFTを活用してIPビジネスを展開する権限を付与し、ホルダーと共にキャラクターと世界観を持続的に拡張していくという目標だ。


ロッテワールドマスコット「ロティ・ロリー」、韓国テーマパーク業界で初めてNFT発行

ロッテワールドは去年5月「ロッテワールドアドベンチャー釜山」オープンを記念し、韓国テーマパーク業界初で代表キャラクターロティ・ロリーを活用したNFTを発行した。ロッテワールドのキャラクター(ロティ・ロリー)動画4種で大きく構成し、LINEのNFTプラットフォーム子会社「LINE NEXT Inc.」とコラボレーションして限定版NFTを「都市ウォレット」にエアドロップ(無料贈呈)するイベントも行った。

一方、ロッテワールドは今月6日、メタバース・NFTゲーミングプラットフォーム「THE SANDBOX(ザ・サンドボックス)」と業務協約を締結するなど、デジタルコンテンツ事業に拍車をかけている。ロッテワールドはTHE SANDBOXと共にロッテワールドのコンテンツIPライセンスを活用したグローバルNFTゲームを開発し、ロッテワールドだけのコンテンツを仮想世界に実装する予定だ。また、これを連携したプライベート招待イベントを設けるなど、現実と仮想世界を行き来するコンテンツを構成する計画だ。


原文:https://platum.kr/archives/189560

/media/Platum
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Platum

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