データテックSaaS企業のENLIPLE(エンリプル)が、ECサイトのアプリ制作からマーケティングまでを支援するCRM統合プラットフォーム「i-apps(アイアップス)」をリリースした。i-appsはウェブサイトさえあれば、初期開発費用なしにハイブリッド方式のモバイルアプリを無料で作成できるサービスだ。アプリ構築後はサブスクリプション型モデルで運用し、専門人材が不足するECサイトでもマーケティングプランの策定から実行、成果レポートまで支援を受けられる。アプリを通じてメッセージ・レビュー・リワードマーケティングを実行でき、ターゲティングベースのパーソナライゼーションプッシュ通知で顧客の再訪を促す。オンサイトマーケティングバナーやアプリ特典詳細ページなどのデザイン案作成もサポートする。これにより、Web訪問者をアプリインストールユーザーへと転換し、アプリ限定ポイント特典などで売り上げ成長を後押しするというのが同社の説明だ。
同社がパートナー企業のデータを分析した結果、アプリ利用顧客はモバイルWeb利用顧客より滞在時間が100秒以上長く(アプリ265秒、モバイルWeb154秒)、購買転換率は最大7倍高いケース(3.5%、0.5%)が確認された。パートナー企業の平均モバイル売り上げに占めるアプリの割合は61.7%に上った。
導入事例も公開された。ある女性アパレルブランドはi-apps導入後、離脱率が42.5%から18.3%に低下し、購買転換率は1.3%から6.7%に上昇したと同社は明らかにした。他社アプリから乗り換えたある女性下着ブランドは、アプリ開設から1カ月で1億ウォン(約0.1億円)超のアプリ売り上げを達成し、購買転換率がモバイルWeb2.7%からアプリ8.4%へと改善した。
現在i-appsは、ナショナルジオグラフィック、ナンニング9、アトランスなどを含む約1,000社の会員企業を確保しており、累計アプリダウンロード数は5,600万件を超えている。
ENLIPLEのハン・ギョンフン代表は「広告で顧客を流入させることと同じくらい、流入した顧客をアプリとCRMでロックインすることが売り上げ構造を安定化させる核心だ」とし、「i-appsはウェブサイトをアプリへと転換するところから出発し、データに基づいて顧客ジャーニーを設計するプラットフォームだ」と述べた。
ENLIPLEは統合ブランド「mob-i(モビアイ)」を通じて、今回リリースしたCRM統合プラットフォーム「i-apps」、メッセージサービス「i-send」、レビューサービス「i-review」、顧客分析・AI検索最適化ソリューション「i-gent」の4つのサービスを展開している。
