韓国・科学技術情報通信省、オープンラン・量子・メタバースなどICT核心技術確保のための新規課題募集
韓国・科学技術情報通信省、オープンラン・量子・メタバースなどICT核心技術確保のための新規課題募集
韓国政府がオープンラン・量子・メタバースなど多様な情報通信技術(ICT)分野の研究開発事業を選定して支援する。政府のICT発展政策を実現し、民間需要を満たすことができる未来先導型核心源泉融合技術を育てる方針だ。
科学技術情報通信部(省)と情報通信企画評価院(IITP)は、2023年に情報通信・放送技術開発事業の新規支援対象課題を公告した。 支援対象事業はICT分野 △人工知能・データ △ソフトウェア(SW)・自律走行 △半導体・量子 △通信・ネットワーク △放送・電波衛星 △コンテンツ・メディア △次世代セキュリティ △ICT融合技術 △デジタル社会イノベーションの計9分野だ。9分野で86の課題を選定し、約970億ウォン(約102億3,100万円)を投入する。
通信・ネットワーク分野では、第5世代(5G)移動通信開放型ネットワーク(オープンラン)の技術開発と産業エコシステムづくりに約62億ウォン(約6億5,400万円)を投入し、4つの課題を遂行する。2月からは、科学技術情報通信部が主導し、官民協議体であるオープンラン・アライアンスも発足させる予定だ。市場と研究開発政策が相乗効果を出して商用化を前倒しできると見込まれている。
5G+、6Gなど次世代有無線通信の研究開発には70億ウォン(約7億3,900万円)を投入し、計9つの課題を進める。
コンテンツ・メディア分野ではメタバース関連の拡張現実(XR)・プラットフォーム・メディアの核心技術開発に集中する。100億ウォン(約10億5,600万円)以上を投入して計14の課題を支援し、メタバースの心理ケア技術とXRインターフェースの核心源泉技術の研究のための課題にも投資する。
量子分野では、商用化段階に達した量子暗号通信を越え、量子センサー分野を集中支援する。量子センサー核心源泉戦略技術の開発と量子センサー産業応用技術の開発、光量子ベースの工程支援などに約71億ウォン(約7億5,000万円)を投入し、7つの課題を遂行する予定だ。
そのほか、放送・電波衛星分野ではサブテラヘルツ(Sub-㎔)帯域の電波応用技術の開発に22億ウォン(約2億3,200万円)を投入し、1つの課題を遂行する。
IITPは2月までに関連機関、企業、大学、研究組合などから課題を受け付ける。適正の検討と審査を経て、4月に最終研究開発課題を選定し、協約を締結する予定だ。
トップキャプチャー:<出典:ゲッティイメージバンク>
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