ニュース

【ソフトウェーブ2022】「明日はユニコーン...起業・事業化メンタリングでスクスク成長」

アイキャッチ
目次

【ソフトウェーブ2022】「明日はユニコーン...起業・事業化メンタリングでスクスク成長」

韓国でこのほど、ソフトウェア関連の展示会「ソフトウェーブ2022」が開かれた。韓国青年起業家財団が付設しているK-ICT創業メンタリングセンター(以下、センター)のブースは、ユニコーンを夢見るスタートアップの革新技術やアイデアを確認できた。センターを通じて起業したり、育成中の15社が参加した。

「ICT革新的技術スタートアップゾーン」の共同館では、SW、ブロックチェーン、ビッグデータ、人工知能、未来自動車、新再生可能エネルギーの分野の革新技術とアイデアが披露された。

DRIVE TECH(ドライブテック)は、電気自動車ベースの物流ロボット「FAEV」を紹介した。DRIVE TECHは、自律走行輸送モビリティの最適化、標準化、高度化した技術を提供する製造サービス企業だ。

「FAEV」(フェブ)は、電気自動車に自動運転モジュールを追加することで使用できる。人と協働できる有・無人転換の自動運転モードを提供する。屋内外を同時に走行できる自動運転センサーシステムを搭載した。

「FAEV」は作業空間に制限されないことが特徴だ。簡単に移動でき、空間配置や協業に有利だ。シンプルで反復的な移動作業、重量物の配送、短距離工程間の反復移動など、さまざまな作業環境に適用できる。

ROBOFRIEN(ロボプレン)は屋内ルートの案内サービスアプリ「egg map」(エッグマップ)を披露した。

「egg mapアプリ」は、大型複合施設での経路案内や売り場情報を提供する。既存のGPSベースのナビゲーションシステムは建物内で活用できないが、egg mapは磁場データに基づいて自社開発のアルゴリズムを通じ案内する。

egg mapは、別途に装置を設置することなく、屋内の位置を把握できる測位技術を用いている。これと併せて、スマートフォンに搭載されたセンサーやWi-Fi、Bluetoothを活用し、建物内の磁場データと電波データを共に分析し、室内マップを生成する。

デジタル楽譜プラットフォーム「MusicTap」(ミュージックタップ)を紹介したHumanIT(ヒューマニット)も注目を集めた。「MusicTap」は紙やPDFファイルの楽譜とは異なり、リアルタイムで修正や共有ができる。HumanITは昨年、ベータ版を公開し、音楽の専門家に使用してもらった上で、利便性とサービス機能を改善した。

SOFTLANDERS(ソフトランダース)は、社員の海外赴任の際に必要となる引越しやビザ、保険、定着の支援をワンストップで仲介する、企業向けリロケーションサービスプラットフォームを展示した。

SOFTLANDERSの関係者は、「国や都市別に数十の現地アライアンスがあり、移住者が望む最適な条件の生活環境を選択できる」と説明した。

このほか、メタバースベースの数学ゲーム学習システム、中年女性向けのライブコマースプラットフォーム、リウォード型モバイル広告プラットフォーム、拡張現実(AR)のコンテンツが来場者の注目を集めた。

K-ICT創業メンタリングセンターは、2013年から科学情報通信部(省)から委託を受け、ICT革新企業のメンタリングプログラムを運営している。

先行のベンチャーCEOとしての経験とノウハウを活かし、創業初期企業(創業3年以下)や成長段階企業(創業3年以上、7年以下)、予備創業者に至るまで、企業が抱える技術・経営関連の懸念を払拭させ、事業の成功と持続可能性を高める役割に注力している。

また、人事・労務・契約管理などの法務分野や、第4次産業革命に関連する技術分野においても、ICT法律メンター団と専門技術メンター団を通じてメンタリングを伝授している。


原文:https://www.etnews.com/20221208000180

/media/電子新聞
記事を書いた人
電子新聞

今年で創刊40周年を迎えた電子新聞は、電子情報分野におけるサクセスストーリーのスクープを追ってきた知識経営の専門紙です。 韓国を代表するIT専門誌である電子新聞は、産業·経済を融合したメディアとして成長していきます。

  • ホーム
  • ニュース
  • 【ソフトウェーブ2022】「明日はユニコーン...起業・事業化メンタリングでスクスク成長」