韓国・スタートアップ企業50%、本社を海外に設置
・大韓貿易投資振興公社(KOTRA)、海外進出スタートアップ198社の海外創業現況調査
・韓国のスタートアップ49.5%、本社を海外に設置
韓国から海外に進出したスタートアップ198社を対象に進出現況を調査した結果、海外に進出したスタートアップが最も多く取り上げた海外進出の目的は、海外市場を狙って開発したサービスのローンチングだった。 その他、消費者と顧客層を増やすために進出したという回答は39%、「海外投資誘致が容易だから」や「海外パートナーと協力するため」と答えた企業がそれぞれ4.5%だった。
また、海外進出のスタートアップ4社のうち1社は北米に進出し、このうち6割はシリコンバレーを選んだ。 海外進出スタートアップの50%は本社が海外にあるものと集計された。 アイテムとしては無形サービスやアプリ、ソリューションが全体の63%と最も多く、有形製品とサービスが結合したアイテムも全体の21%を占めた。
海外進出スタートアップのうち、シリーズA以下初期スタートアップが全体の74%と、初期スタートアップの海外進出が非常に活発であることが分かった。 従業員数が10人以下の企業が全体の69%で半分を超えた。 売上実績の面では、年間売上1万ドル以下の企業が全体の29%、100万ドル以上が28%を占めた。
海外進出準備に1-2年かかった企業が最も多かった。 回答企業の66%が進出準備に1-2年、3年以上かかったと答えた企業が20%だった。
KOTRAの中小中堅企業本部長は「スタートアップが成長するためには、海外進出が必修。その為、スタートアップが多様なビジネス機会を通じて海外市場で成長できるよう積極的にサポートしていく」と述べた。
KOTRAは今年、スタートアップが海外で技術実証できるよう、グローバル企業のオープンイノベーション需要を200件以上も発掘し、スタートアップとつなげる。 スタートアップが公信力のあるリファレンスを構築できるようCES2023革新賞やエジソンアワードなどの有力アワード受賞も支援する。 この他にもグローバルジャンプ300、イノゲート2022(InnoGate2022)、国富ファンドミートアップなど海外パートナーと国内スタートアップのビジネスを繋ぐ様々なイベントが開催される。
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