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SoftBank Ventures、X世代を狙った新鮮食品直取引アプリ「八道鑑」に35億ウォン共同投資

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SoftBank Ventures、X世代を狙った新鮮食品直取引アプリ「八道鑑」に35億ウォン共同投資

SoftBank Ventures(ソフトバンクベンチャーズ)が農水産物直取引プラットフォームの「八道鑑(8dogam/パルドカム)」を運営するRapport Table(ラポテーブル/代表カン・ウォンホ)に投資したと明らかにした。

今回のプレシリーズAラウンドは計35億ウォン(約3億6,600万円)規模でBASS Investment(ベイスインベストメント)などが共同で投資を行った。

「韓国全土八道の味図鑑」という意味を持つ八道鑑は、優れた品質の農水畜産物を生産する生産者と消費者を結ぶ直取引プラットフォームだ。統計庁の発表によると、モバイル農水産物市場は年35%で高速成長している巨大市場で、市場規模は6兆ウォン(約6,200億円)に達する。特に、コロナ以降、4人以上の世帯において、オンラインで食品を購入する割合が爆発的に成長した。

八道鑑の利用者の80%は世帯内の主たる食品購入者である40~50代だ。食材の味と品質に高い基準を持っている彼らは、現地で生産される旬の農水産物にも高い関心を示すことが明らかになっている。八道鑑はこのような消費者の特性に合わせて独自の品質テストに合格した商品だけを厳選し、直感的に操作できる画面と単純な加入・注文システムを導入した。

八道鑑はX世代ファッションアプリとして成長を続けている「Queenit(クイーンイット)」の運営会社Rapport Labs(ラポートラボ)の子会社で、運営陣はQueenitを率いた中心メンバーで構成されている。八道鑑はQueenitの持つ競争力である、商品企画力UI(ユーザ環境)を掲げてX世代を攻略しようとしている。

SoftBank Venturesのチョン・ヒジェ首席は「八道鑑はQueenitのX世代に特化した方程式をそのまま適用して急速な成長を見せている」とし「親会社Rapport Labsとのシナジーを通じてX世代のライフスタイルを代表するモバイルコマースに成長すると期待している」 と明かした。

カン・ウォンホRapport Table代表は「産地直送プラットフォームは消費者と生産者の両方が望んだサービス」とし、「今回の投資を通じ、積極的なサービス拡張と人材採用に力を与える」と語った。


原文:https://mirakle.mk.co.kr/view.php?year=2022&no=659877


/media/MIRAKLE LETTER
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