世界観がお金になる時代...世界観を生み出すスタートアップも登場

世界観がお金になる時代...世界観を生み出すスタートアップも登場

• 世界観共同制作サービス「ストーリーネーション」
• 一緒に世界観を作り、ウェブ小説を連載できる
• NAVERクローバがAIアシスタントオペレーターと協力して「トリ AI」を提供

メタバースと知的財産(IP)に対する産業的関心が高まるにつれて、「世界観」はコンテンツ業界にとって重要な要素になりつつある。最近では、世界観を共同制作するプラットフォームスタートアップも登場している。それは「世界観」がお金になる時代になったのだ。

世界観とは、特定のコンテンツIPの背景を構成するさまざまな情報を指す。

ディズニーのアイコニックなIP、MCU（マーベル・シネマティック・ユニバース）、スター・ウォーズは代表的な世界観だ。最近では、BTSやaespaなどのK-POPアイドルや、消費者をターゲットにした製品も、消費者の没入感を高める世界観を生み出している。

2020年、食品会社ピングレは「ピングレウス」というキャラクターをフィーチャーした世界観で大きな話題を集めた。このように、世界観はキャラクターやキャラクター間の関係、そして重要なイベントのタイムラインで構成されている。

宇宙文房具は、7月から「ストーリーネーション」と呼ばれる世界観共同創作プラットフォームにオープンベータサービスを提供している。ストーリーネーションのアプリでは、作りたい世界観を創作することができる。

主要人物、主要な場所、主要なイベント、世界観の概念、宗教などのさまざまな要素を入力すると、単一の世界観が作られる。「ストーリーネーション」でひとまず作られた世界観は他の人も修正でき、この世界観を背景にプラットフォーム内で簡単にウェブ小説を連載することもできる。

未来の人々が朝鮮時代にタイムワープをした「朝鮮ウォーフェア」、済州島を背景とする神秘的な東洋風世界観である「海の商店」、魔法使いが存在するファンタジー世界を背景とする「表紙裏面出口」、歴史の中の人物であるジャンヌ・ダルクになって回帰する内容の「ジャンヌ・ダルク・リライフ」等が世界観が登録されており、これを背景とするウェブ小説が連載されている。

ストーリーの世界観設定のスクリーンキャプチャ。<写真=宇宙文房具>

ストーリーネーションはまた、読者がプラットフォームを通じてアイドルやウェブ小説の世界観を共創し、人気作品の背後にある物語を書き換えることができる公募展も準備している。

また、NAVER CLOVAおよびNAVER CLOUDとの協力を通じて人工知能補助作家＜トリAI＞を提供する。＜トリAI＞ は作家が作成した文章に人工知能が適切な表現を追加し、豊かな表現力を備えた文章を完成させる補助人工知能(AI)だ。

 これを通じて初心者作家でも誰でも簡単に作家として登壇できるように助ける。 ＜トリAI＞ はネイバーのノーコードAI(NoCodeAI)プラットフォームである「クローバスタジオ」を基盤に開発された。自然な言語理解と生成が可能な超巨大言語モデルを簡単に活用してAIを具現し、サービスに融合できるのが特徴だ。

宇宙文房具屋のパク·ホジュン代表は「過去に書いたが人気を得られなかった作品、すでに完結してこれ以上活用できない作品も世界観さえあればストーリーネーションで再び読者たちと会うことができる」とし「現在連載されている作品の広報窓口、ファンの2次創作窓口としても活用できるので多くの作家たちとゲーム、ウェブトゥーン、K-POPなどコンテンツ製作会社の参加を期待している」と明らかにした。

原文：https://mirakle.mk.co.kr/view.php?sc=51800012&year=2022&no=631855