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LOTTE VENTURES、フードテック専門オープンイノベーションプログラム「未来食団」3期に4社を選抜

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LOTTE VENTURES、フードテック専門オープンイノベーションプログラム「未来食団」3期に4社を選抜

LOTTE VENTURES(ロッテベンチャーズ)がフードテック専門オープンイノベーションプログラムである「未来食団」の3期に、4社を選定した。

未来食団(The Food Changers)は、農林畜産食品部(部は省に相当)、韓国農業技術振興院、中小ベンチャー企業部、創業振興院と、ロッテウェルフード、ロッテ七星、ロッテマート、ロッテ中央研究所などロッテグループの食品・流通系列会社が参加するLOTTE VENTURESのオープンイノベーションプログラムだ。フードテックスタートアップを専門的に支援している。

今回、未来食団は、ロッテグループの系列会社とPOCを行うPOC型と、系列会社と長期的な協業を目指す投資型の2つの形で募集を行い、POC型に選定された企業には合計5,000万ウォン(約555万円)のPOC進行資金を差分支援し、最大1億ウォン(約1,110万円)のR&D(研究開発)資金を支援する。投資型に選定された企業は、チーム当たり最大3億ウォン(約3,332万円)の投資と系列会社との連携メンタリング及び協業の機会が与えられる。

他にも業務支援のための様々なクレジットと共有オフィスを提供する。成果発表のためのデモデイも12月に開催予定で、評価を通じてその後の資金調達が検討される予定だ。

未来食団3期に選定された企業は、dosigotga(トシゴッカン、ローカル小規模農家と都市消費者が出会えるプレミアムおかずセレクトショップ)、Smart Arc(スマートアーク、単品種または小品種の大量生産植物工場の自動化プラットフォーム開発)、ageatlabs(エイジーアットラボ、天然物素材の機能成分「ミューシン」を含有した健康志向の商品を開発)、BLOCALLY COMPANY(ブロッコリーカンパニー、地域の魅力的なストーリーと素材を発見し、消費者と共存するローカルブランディング企業)の4社だ。

昨年選ばれた未来食団2期の成長は注目に値する。MYNORMAL COMPANY(マイノーマルカンパニー)は未来食団の選定後、売り上げが70%以上増加しただけでなく、「2022消費者推薦1位ブランド」無糖・低糖食品部門で2年連続大賞を受賞した。今年6月に新製品としてカロリーと糖分を減らしたチョコジャムを発売し、低糖質製品のリーディングカンパニーとしての地位を高めている。SY SOLUTION(エスワイソリューション)は「2022農食品創業コンテスト」と「2022ソウル国際食品産業展(COEXフードウィーク)革新食品大賞」でそれぞれ大統領賞・大賞を受賞し、独自の植物性代替肉の製造技術を有している。既存の発売商品の技術の高度化とともに、多様な商品拡大を目標に研究に拍車をかけている。

LOTTE VENTURESはL-CAMP(エルキャンプ)と未来食団の選抜を終え、6月29、30の両日、オリエンテーションとワークショップを開催した。ロッテ人材開発院オサンキャンパスで行われたイベントには、LOTTE VENTURESのチョン・ヨンミン代表をはじめ全審査役が出席し、今年選定されたスタートアップを歓迎した。チョン・ヨンミン代表のリーダーシップ講演だけでなく、L-CAMPと過去に未来食団に選定された企業の関係者が参加し、新規スタートアップとアクセラレーティングについて対談。参加者間のネットワーキングを強化する機会とした。


写真:LOTTE VENTURESのチョン・ヨンミン代表

原文:https://platum.kr/archives/210026

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