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NAVER・Kakao出身の技術人材、スタートアップCTOへ!

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NAVER・Kakao出身の技術人材、スタートアップCTOへ!

ITスタートアップが創業前段階からベテラン開発者をCTOに選任し、共同創業に乗り出したり、韓国内外のビッグテック出身開発者を最高技術責任者(CTO)として選任したりと、注目を集めている。企業の生存と成長には何より差別化された技術力と開発人材確保が必須であるだけに、激しい競争を繰り広げるスタートアップ市場で技術開発を導くCTOの力量と役割も日々重要になっている。

IT恐竜(巨大なIT企業)であるNAVER・Kakaoで長年のサービス開発経験とノウハウを積み重ねた後、スタートアップシーンに飛び込んで世界をより便利にする革新サービスを披露し、高度化に取り組んでいるCTOを紹介する。


「returnzero」チョン・ジュヨンCTO

人工知能(AI)スタートアップ「returnzero」は通話内容を数秒以内にチャットのように一目で見せる「VITO(ビート)」サービスを運営している。returnzeroの共同創業者であり最高技術責任者チョン・ジュヨンCTOはKAKAO出身でカカオトークPCチーム、メッセージングチームで主要サービス企画および開発などに参加して優秀な開発能力を立証した。

チョン・ジュヨンCTOはKakao初期メンバーのreturnzeroイ・チャンソル代表とイ・ヒョンジョン開発チーム長とともに2018年「returnzero」を共同創業し、2020年3月ベータ版のVITO(ビト)サービスを披露した。独歩的なAI音声認識技術力を備えたreturnzeroは、継続的な研究開発を通じて膨大な量の韓国語通話データを確保し、昨年4月に正式版のビートサービスを開始した。

技術だけでとどまるのではなく、実生活に有用な革新的なサービスを披露し、業界をリードしているreturnzeroは、持続的なビートサービスの高度化と無料化などを通じて、利用者経験の拡大に速度を出している。VITOは正式発売1年ぶりに累積ダウンロード数59万、累積音声認識処理時間571万時間を突破して高速成長を見せている。

昨年からB2CだけでなくB2B事業領域にも本格的に進出していき、顧客相談専門企業CSシェアリング、占い相談サービス Chunmyung & Company、光州消防本部などにAIソリューションを提供し、韓国のAI音声認識業界をリードする企業として位置づけられるしている。


「Market Kurly」リュ・ヒョンギュCTO

買い物アプリ「Market Kurly(マーケット・カーリー)」を運営するKurlyは、技術競争力を育てるための人材獲得を積極的に試み、昨年Kakaoからリュ・ヒョンギュCTOを獲得した。NCSOFTをかけて元Kakao技術理事職を歴任したリュCTOはKakaoでクラウド関連業務を引き受けた開発者で、Market Kurlyの技術開発を総括するCTOとして合流した。

Kurlyは既存にCTOを別に置かずにリーダー級で開発部門を担当してきたが、今回の迎え入れを通じてCTO職を新設し、関連分野Cレベルの人事を備えることになった。これを皮切りに年内発売予定のKurly Pay、「Curated Marketplace(キュレイテッドマーケットプレイス)」などオープンマーケット方式のサービス領域拡張とともにサービス品質を向上させるなど技術高度化に速度を出して開発者人材も拡充する計画だと明らかにした。


「dr.now」、イ・ヒョンソクCTO

遠隔医療プラットフォーム「dr.now」は、非対面診療中心のプラットフォームで技術高度化を成し遂げると同時に、前例のないプラットフォーム利用経験拡張のため、Kakaoエンジニア出身のイ・ヒョンソクCTOを獲得した。

このCTOは、Kakao styleでユーザーエクスペリエンスに最適化された注文と配送システムを設計したベテランエンジニアだ。coupangを経てKakao styleサービスの拡大にも寄与したこのCTOの開発経験をもとに、自社のプラットフォームサービス機能の強化とユーザー利便性の増大にまい進するという意気込みだ。

韓国で初めて非対面診療及び処方薬配送を披露したdr.nowは、現在提供中の医療サービス事業を多角化し、健康状態及び服用状態管理などを全般的にまとめるヘルスケアサービスを提供する方針だ。


「Upstage」、イ・ファルソクCTO

AI導入を希望する企業に関連サービスを構築してくれるスタートアップ「Upstage」の共同創業者であり最高技術責任者であるイ・ファルソクCTOは、NAVER在職当時、Visual AI/OCR(光学的文字認識)技術開発に参加してチームをリードした。

イ・ファルソクCTOは2020年10月、NAVERでスター開発者として一緒に活躍していたキム・ソンフン代表、パク・ウンジョンCSOと共にUpstageを共同創業した。

今年のUpstageは、このCTOのOCR技術開発能力をもとに「AIパック」開発に本格的に着手する。「AIパック」を通じて、OCR・検索推薦など各種AI機能融合を支援するAI転換ソリューションを披露する予定だ。

Upstageは、AI導入を望む企業が独自のコアビジネスだけに集中できるように、AIコンサルティング、AIチームの設立、サービスの構築を支援する。AIビジネス経験に基づき、実習中心の教育とAI基礎教育を提供し、AIビジネスに即座に投入できる差別化された専門人材育成を支援する。


「Dable」チャン・ジョンホCTO

オーダーメイド化されたコンテンツを推薦してくれるスタートアップ「Dable」は昨年、NAVERを含む有数の企業で大規模なユーザーベースサービスを設計したエンジニアのチャン・ジョンホをCTOに迎え入れた。チャンCTOは、2006年にNAVERで日本検索市場進出のためのWeb文書収集システムの開発を担当し、数十億件のWeb文書を収集および処理する大規模なシステムを実現した。

DableはベテランソフトウェアエンジニアのチャンCTOが備える開発経験と洞察力、グローバル事業経験をもとに技術力量を強化する予定だ。今後、世界的な市場にサービスを安定的に提供できるよう、自社プラットフォームのシステムやプロセスも改善していく計画だ。

Dableは、3,000以上のメディアと連携を通じてウェブサイトに「あなたが喜びそうなコンテンツ」などのオーダーメイド型コンテンツを推薦する技術ベースのスタートアップで、毎月約5億人のアジアユーザーのメディア行動ログを収集して分析し、約50億Webページにコンテンツを推薦する。毎月1億件以上のページビューがDableのコンテンツ推薦を通じて発生している。


「TALING」キム・ジンジュンCTO 

オンオフクラスプラットフォーム「TALING(タリング)」が元NAVERのAI開発リーダーのキム・ジンジュンCTOを新たに迎え入れ、プラットフォーム企業としての本格的な跳躍に拍車をかける。

キムCTOは、数年間にわたりNAVERでディープラーニングベースのAIプロダクトサービスをリードしてきて、幅広い経験と専門性を築いてきた技術開発分野の専門家だ。TALINGは、キムCTOの迎え入れにより、IT技術組織としての転換と技術能力の全体的な成長を達成することが期待される。特に最近、デジタルコンテンツベースのプラットフォーム企業としてサービスの高度化を遂げているTALINGの高速成長に大きな力を与えると期待される。

「すべての才能がコンテンツになる世の中(every talent into content)」をミッションに急速に成長しているオンオフクラスのプラットフォームサービスTALINGは現在、合計28,000のクラスを確保しており、才能共有市場の講義コンテンツキュレーション部門1位となり圧倒的なサービス経験を提供している。


原文:https://platum.kr/archives/187612

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Platum

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