NAVERが北米No.1のファッションC2Cプラットフォーム「POSHMARK」を買収… 16億ドル規模

NAVERが北米最大のファッションC2CコミュニティPoshmark（ポッシュマーク）を買収する。Poshmarkの純企業価値は1株当たり17.9ドル（約2600円）、純企業価値12億ドル（約1,737億円）と評価され、会社が保有する現金5.8億ドル（約839億円）に対する対価として16億ドル（約2,316億円）が策定された。

NAVERの今回の買収は、バーティカルメディアの進化が激化しているグローバルC2C市場に先制的に対応し、長期的なコマース競争力を確保するために推進された。ファッションでも限定版やブランドなど、限られたカテゴリー内で同じ関心を持つ個人間の取引プラットフォームであるバーティカルC2C市場がヨーロッパと北米を中心に登場して成長を重ねる中、NAVERは韓国ではKREAM（クリーム）を、日本ではVintage City（ヴィンテージシティ）を成長させており、ヨーロッパではVestiaire Collective（ベスティエール・コレクティブ）に投資するなど、ファッション市場に継続的な投資を進めてきた。

NAVERは今回のPoshmark買収を通じて、C2C市場の核心地である北米地域を拠点に韓国、日本、ヨーロッパを結ぶグローバルポートフォリオを構築することになる。

Poshmarkは北米市場のファッションC2C分野を先導する企業で、ソーシャルとコミュニティに強みを持つ事業モデルを確保している。 NAVERとPoshmarkは共に成長の核心要因であり、関心ベースのコミュニティ形成に注目し、次世代市場の核心層であるMZ（ミレニアム＋Z）世代の価値観と消費方式に対する深い理解、技術投資など、相互類似の事業ビジョンを基盤により大きな成長を作り出すことができるということに同意した。

両社は北米地域のMZ世代を中心に広がっているウェブトゥーンとwattpad（ワットパッド）を中心としたストーリーおよびエンターテインメント事業とPoshmarkを通じたコマース事業間のサービス的連携を高めていく計画だ。また、ネイバーが保有する検索及びAI推薦及びビジョン（vision）技術、ライブコマース、コミュニティプラットフォーム、広告プラットフォームなどを活用し、Poshmarkのユーザーに革新的な経験を提供し、新規ビジネスモデルを発掘するなど多様な領域で新たな歩みを繰り広げる予定だ。

チェ·スヨン代表は「大規模ユーザーを保有した北米1位ファッションC2CプラットフォームであるPoshmarkと共にすることになり、NAVERは北米MZ世代をより幅広く理解できる重要な基盤を用意した」として「グローバルIT産業本陣であるシリコンバレーで韓国企業として新しい革新と挑戦を繰り返し一段階高い成長を記録していく」と明らかにした。続けて「未来の核心ユーザーに▲C2Cショッピング▲ウェブトゥーン▲K-POPコンテンツを行き来する差別化された経験を提供しながらグローバルC2C市場に新しい流れを作り出す」と述べた。

Poshmarkのマニッシュ・シャンドラCEOは「NAVERは韓国だけでなくアジアで最も注目されるインターネット企業の一つで革新的な技術企業であり、インターネットの多様な分野を網羅する事業を成功的に展開しているグローバル企業」とし「私を含む職員はより大きな組織であるNAVERの一員としてより多くの成長機会を持つことになると確信する」と明らかにした。 続けて「NAVERはPoshmarkの新しい跳躍のために必要なすべてのものを備えたパートナーであり、売り手とユーザーのコミュニティに新しい経験を提供するために技術とサービス機能を追加する」と述べた。

一方、買収が終われば、Poshmarkは独立した事業を運営するNAVERの系列会社に編入され、北米およびオーストラリアやインドでPoshmarkの経営陣が同じブランドと事業アイデンティティを維持しながら事業を展開していくことになる。

原文：https://platum.kr/archives/193721