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スケールアップTIPS 2期、運営会社5社選定…テック基盤企業の成長を助ける

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スケールアップTIPS 2期、運営会社5社選定…テック基盤企業の成長を助ける

中小ベンチャー企業部が、スケールアップ(Scale Up)TIPS 2期の運営会社として、5つのコンソーシアムを最終選定した。

スケールアップTIPS(ティップス)とは、民間運営会社(研究開発専門会社+VCコンソーシアム)が、スケールアップ段階の有望な中小ベンチャーを発掘し、先行投資すれば、政府が後からマッチングし、持分投資とR&Dを並行支援する制度(運営会社投資10億ウォン”約1億円”以上→(最大)投資型R&D 20億ウォン”約2億円”+投資連携型R&D 12億ウォン”約1億2,100万円”)だ。

運営会社に3年単位の事業権を付与(有望企業推薦権(T/O)配分、コールオプションインセンティブ、各種行政・財政的支援)し、専門性を蓄積させるとともに、運営会社間の競争と協力を促進するために、2021年8月に新設された。

2021年11月に1期運営会社5社を選定したが、今回は5社が追加され、今年8月からは10社の運営会社体制として、スケールアップTIPSリーグが拡大される。

今回の2期運営会社コンソーシアムは、韓国代表ベンチャーキャピタル、地域基盤投資会社、研究開発専門会社など、多様な特性を保有する機関が選ばれた。

まず、DAEDEOK VENTURE PARTNERS(デドクベンチャーパートナーズ)とYOUAID(ユエイド)は、非首都圏の大田(テジョン)を基盤とし、ロッテグループ戦略ファンドを運用するLOTTE VENTURES(ロッテベンチャーズ)とともに、地域基盤の優秀な中小ベンチャーを発掘できると期待される。

Dt& Investment(ディーティーアンド・インベストメント)は、バイオ・ヘルスケアなど、テック企業に集中的に投資しており、NaviOn(ナビオン)、Dt&C(ディーティーアンドシー)もグローバル進出支援、試験認証事業に特化した研究開発専門会社だ。

また、AJU IB INVESTMENT(アジュIBインベストメント)は部品・素材・装備業種、バイオ・ヘルスケアなど、多数のファンドを通じて投資実績を認められており、技術事業化経験を保有した韓国科学技術研究院(KIST)、高麗(コリョ)大学医療院、韓国技術ベンチャー財団とともに、スケールアップを支援していく予定だ。

HB INVESTMENT(HBインベストメント)は、バイオ‧医療、ICTなど投資実績を認められており、共に参加するNVC partners(NVCパートナーズ)は、釜山(プサン)を基盤とし、戦略コンサルティングとともに、技術開発および事業化ソリューションをもとに、専門的な支援が期待される。

Capstone Partners(キャプストン・パートナーズ)は、2008年から100社以上の有望企業に投資を行ってきており、韓国エネルギー工大、FuturePlay(フューチャープレイ)、SparkLabs(スパークラボ)、未来科学技術持株などとともに、エネルギー、素材分野の有望な企業支援が可能だと見られる。

選定された運営会社が、テック基盤の有望企業を選別・発掘し、先行投資を経て推薦すれば、政府がマッチング投資を通じて、企業選別-研究開発-事業化-グローバル進出まで、全周期にわたってスケールアップを支援することになる。

また、運営会社別の支援成果と運営実績に応じて、企業推薦権(T/O)を差等付与して、運営会社間の競争と協力を促進し、今後の成果を点検、段階的に運営会社を拡大していく計画だ。

これにより、有望な中小ベンチャーを継続的に発掘できるモチベーションと、研究開発専門会社の能力を活用した技術開発支援の本格化が期待される。

一方、中企部は、8月末に最終選定された運営会社と協約を経て、技術開発支援方向、投資ノウハウ、専門分野経験などを運営会社間共有・交流する場を持ち、スケールアップTIPSプログラムに本格合流させる計画だ。 


原文:https://platum.kr/archives/190365

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Platum

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