ニュース

世界最大のテック展示会「CES 2024」に出展する「K-スタートアップ」

アイキャッチ
目次

世界最大のテック展示会「CES 2024」に出展する「K-スタートアップ」

2024年1月に米・ラスベガスで世界最大のテック展示会「CES 2024」が開催される。

この展示会に先立ち、米国消費者技術協会(CTA)は、Digital Health(デジタルヘルス)、Smart cities(スマートシティー)、Robotics(ロボティクス)など29分野で計36のベストイノベーションアワードと522のイノベーションアワード製品を選定し、韓国のスタートアップも選ばれた。韓国ベンチャー・創業企業は2019年は7社の受賞にとどまったが、新型コロナウイルスの流行により参加が少なかった2021年を除いては、イノベーションアワード受賞企業が毎年増加。2022年を起点に受賞企業(71社)が大幅に増え、昨年は過去最高の受賞実績(111社)を達成した。

9日から12日まで米ラスベガスで開催される「CES 2024」には、韓国のスタートアップも多く参加し、自社の製品やサービスを披露する。

MORAI、CES 2024で最新の自動運転シミュレーション技術を披露し、世界市場攻略を強化




自動運転シミュレーションの専門企業、MORAI(モライ)は、CES 2024のイベントに参加して、自社の自動運転シミュレーションプラットフォームMORAI SIM(モライシム)の最新テクノロジーを紹介。韓国内外の企業との協力を強化する。

MORAIは、ラスベガスコンベンションセンター(LVCC)のWest Hall(ウェストホール、ブース番号:5777)に展示ブースを設け、自動運転車、デジタルツインプロジェクトの成果と併せてUAM(都心空港モビリティ)、ロボット、海洋、オフロード、国防など、さまざまな産業での自動運転シミュレーションの適用事例を世界の顧客に紹介する計画だ。MORAI SIMは未来のモビリティのためのMORAIの代表シミュレーションプラットフォームで、自動運転車、UAM、無人ロボット、無人船舶など、次世代モビリティ産業全般に適用でき、自動運転の商用化を加速させることができる、仮想検証プラットフォームとして注目されている。

MORAIは、国土交通部(省)と国土交通科学技術振興院、自動運転技術開発イノベーション事業団が推進している「メタバース基盤の自動運転仮想試験環境の構築と実証技術開発」の国家R&D課題をはじめ、「レベル4の自動運転車両テストヘッド環境の構築」と「ビッグデータを活用した道路交通デジタルツイン」課題の成果を紹介する予定だ。

また、パートナーゾーンを設け、パートナーソリューションとの協力事例も披露する。自動運転車の分野では、SDV用のモビリティサービスアプリケーションの開発のための自動車ソフトウェアプラットフォームのツールを供給するAdaptive AUTOSARの専門企業PopCornSAR(ポップコーンサー)や、車両用の半導体設計の専門企業Telechips(テレチップス)など、MORAIのパートナー社との連動ソリューションデモンストレーションを通じ、自動運転車の認知、判断、制御段階における自動運転システムの安全性をテストし、検証する方法を紹介する。

航空分野では、シミュレーションベースのUAM vertiport(バーティポート)と管制ソリューションを展示する。MORAIは韓国航空宇宙研究院とUAM、管制システムを含むvertiportの実証プロジェクトのために協力している。Vertiportは、UAMのような垂直離着陸機の離着陸施設で、展示場では両社の協力の成果の結果物であるVertiport運用システム、UAMエアトラフィック管理システム、制御を含むVirtual Integrated oPeration Platform(VIPP)システムを披露する。これを通じて、未来の航空モビリティの運用の様子を事前に体験し、未来の航空交通ソリューションの実現可能性を提示する計画だ。

さらに、自動運航船の分野でサムスン重工業との協力事例や、EPC(Engineering, Procurement and Construction)産業でのサムスンエンジニアリングとの共同開発ソリューションなど、さまざまな成果を披露する。

MORAIのチョン・ジウォン代表は、「世界最大のICT展示会であるCESに5年連続で参加することができてうれしく思う。モビリティのイノベーションが加速化する中、MORAIは自動運転システムの安全性を保証し、効果的に検証できる自動運転シミュレーション技術の開発を発展させてきた。今年、MORAIは、自動運転車を含む未来のモビリティ分野に適用されるシミュレーションの価値と、MORAIの強みをグローバル市場に紹介しようとしている。併せて、今回のCES 2024を通じて、韓国を越え、世界の自動運転シミュレーション分野のリーダーになるために、顧客やパートナーとの協力をさらに強化する計画だ」と話した。

EVAR、CES 2024で電気自動車の充電ソリューション技術力を披露

EVAR(エバー)がCES 2024に参加し、電気自動車の充電技術力を披露する。EVARは、CES 2024での展示中、テックウェストベネチアンエキスポ2階Dホール・ソンナム館にブースを設け、Standard charger(スタンダードチャージャー)7kW級の電気自動車用充電器「スマートEVチャージャーシリーズ」を展示する計画だ。

EVARは2018年の設立以来、NAVER(ネイバー)D2SF、Schmidt(シュミット)などから初期資金調達を進めており、最近ではKDB産業銀行、サムスン証券-SBI Investment、DSC Investment、Envisioning Partners、ハンファ投資証券、日本のオリックスから220億ウォン(約24億2,100万円)のシリーズB資金調達をした。

EVARがCES 2024で披露する「スマートEVチャージャー1.0」は、現在、世界最大規模のスマート負荷分散充電インフラであり、全国で約2万台を供給している。限られた電力リソースの中で複数台の充電器が電気を効果的に共有する「Dynamic Load Balancing」(ダイナミックロードバランシング)機能を搭載。充電インフラの設備コストと運用コストを最大 80% まで削減できる。

特に、EVARのスマートEVチャージャー1.0の場合、「スマートシティ」と「持続可能性、エコデザイン&スマートエネルギー」部門でCES2022イノベーションアワードを受賞した。単一製品が2つの部門で同時に受賞したのは業界初だ。EVARはCESで2022年から2年連続で5つのイノベーション賞を受賞し、業界の注目を集めている。

EVARが併せて披露する「スマートEV チャージャー 2.0」は、業界で初めてスマート火災検知ソリューションを搭載したStandard chargier(スタンダードチェンジャー)だ。火災を検知すると、機器はすぐに充電を停止し、サーバーに接続したコントロールセンターに火災警報器を送信。電気自動車の火災に迅速に対応できる。さらに、BT PnC(Bluetooth Plug and Charge)技術で 、アプリやカードなしで充電体験を実現。ユーザーの利便性を高める。

現在、EVARは世界を部隊に急成長中だ。2022年6月のカナダへの製品供給に続き、最近、米国のNASDAQ上場企業であるBlink(ブリンク)と業務契約を締結し、今年中に、南米を皮切りに家庭用・公共用充電器を供給する協力について協議している。Blinkは、世界で8万5000個の充電ポートを契約、供給する充電ステーション運営の電気自動車充電サービス企業だ。

Vueron Technology、CES 2024で次世代LiDAR  ADASソリューション初披露

LiDARソリューションの代表企業Vueron Technology(ビューレン・テクノロジー、以下、Vueron)は、CES 2024に参加する。

Vueronは、ラスベガスコンベンションセンター(LVCC)のモビリティ館(West Hall)で、次世代LiDAR先端運転支援システム(ADAS)ソリューション「VueOne(ビューワン)」とスマートインフラソリューション「VueTwo(ビュートゥー)」を披露する計画だ。

CES 2024で、Vueronは既存のVueOneシリーズからさらにアップグレードした新しいVueOne+(ビューワンプラス)を新たに公開予定だ。これは、より高性能のディープラーニングネットワークVueNet(ビューネット)を搭載しており、次世代の自動車や電気自動車に適用される予定だ。VueOne+ は、既存の VueOne よりも複雑なネットワークを使用して優れた認知性能を提供する。

これを通じてVueronは、現在協力中のパートナー社を含め、世界の自動車OEMやTier 1業界に、より強力なLiDAR認知ソリューションを提供する予定だ。また、自動車購入者は、より安全なADASソリューションを通じて運転の利便性を享受できるようになることが期待される。

また、強力なスマートインフラソリューションであるVueTwoをベースにした「スマートクラウドアナリティクス(SCA)」も公開する。SCAは、高い位置精度を備えたLiDARとVueronの強力な認知ソリューションを組み合わせ、都市における安全事故の防止に重点を置いている。Vueronは、SCAをソウル市および韓国内外のさまざまな都市に構築し、運営してきた功績が認められ、CES 2024スマートシティ部門でCES 2024イノベーションアワードを受賞した。現在、多分野の取引先とITS、産業安全、セキュリティ、制御など、さまざまな分野に拡張を進めている。

CESの会場では、VueOne+を搭載した車両を運転してラスベガス市内を自動走行するリアルタイムデモを行う。同時に、ブースの体験ゾーンを通じて、参加者はSCAを直接体験し、自律走行ロボット用のLiDARソリューションに対する新技術を発見できそうだ。Vueronのスマートシティソリューションは、展示ブース (ブース番号 #6967)で直接体験でき、特に、自律走行デモンストレーションは、VueronのウェブサイトでCES 2024 Live Demoの予約をすることで、約30分間、会場で体験することが可能だ。

Vueronのキム・ジェグァン代表は、「毎年CESで発展したVueronの姿を披露してきたが、特に今年披露するVueOneとVueTwoの製品は、すでにトラックレコードを通じて顧客に支持されている。これを土台に、市場でより大きな成果を上げることができるものと期待される」とし、「LiDARソリューションは今後、産業全般からより高い需要と期待を受けることができる革新技術であり、我々がこの分野で標準を提示し、産業に新たなパラダイムを提供していく」と強調した。

LetinAR、CES 2024で世界の顧客に拡張現実スマートグラスを多数公開

ARグラスの中核光学システムを開発する「LetinAR(レティナール)」が、世界の顧客と協業し開発した製品をCES 2024で初公開する。LetinARの北米やアジアの顧客が開発した医療、観光、物流、通訳などさまざまな分野で活用されているB2B、B2Cスマートグラスで、CES 2023で公開された戦略モデル「B40」に基づき開発した成果は、CES 2024で披露される。

LetinARは2016年10月に設立したスタートアップで、ARグラスの光学系を独自技術で開発中だ。CESイノベーションアワードを2年連続で受賞。光学分野の最高権威であるSPIE PRISM AWARDS Finalistに2回選定された技術力を土台に、韓国を代表する企業であるNAVER D2SF、Kakao(カカオ)、LOTTE VENTURES(ロッテベンチャーズ)から累計336億ウォン(約36億9,900万円)の資金を調達した。

今回、CESで公開するLetinARの「ピンチルト」光学システムは、構造がシンプルで、スマートフォンのカメラレンズやプロジェクターレンズの製造にも活用されているプラスチック射出工法を採用しているため、生産効率が大幅に向上する。顧客はまた、小さなフォームファクターを維持しながら高い反射型方式の高い性能を同時に実現するLetinARの「ピンチルト」光学システムが、拡張現実スマートグラスの普及を可能にすると評価している。

これまで拡張現実のスマートグラスが本格的に商用化されていなかった最大の問題は、光学システムの量産が困難だったからだ。従来の光学システム方式の「回折型」は、半導体の工程を活用してガラスウェーハを加工する方法で、一般向けのスマートグラスに活用するには限界があった。

LetinARは、CES 2024で、北米やアジアの多くのグローバル顧客にスマートO-PEACE環境を具現化したB2Cグラス、観光や通訳などに活用されるB2Gグラス、医療、物流など産業現場向けB2Bグラスを展示する予定だ。特に、生成型AIと組み合わせてO-PEACEの生産性を大幅に向上させたB2Cスマートグラスのデモンストレーションや、リアルタイムの通訳、観光案内のためのB2Gスマートグラスのデモンストレーションが大きな関心を集めている。

LetinARは今回のCES 2024を通じて、スマートグラスメーカーとの協力を拡大すると同時に、ARスマートグラスを実際の産業に適用したいと考えている完成品の需要企業との連携を強化する計画だ。

LetinARのキム・ジェヒョク代表は、「CESイノベーションアワードを2回受賞し、設立初期からCESに何回も参加し、来場者から最も多く寄せられた質問は、LetinARの製品の商用化時期だった」とし、「量産が進行中であり、本格的な売上成長が見込めることを今回のCESでお知らせできてうれしい」と話した。

起業直後のシードからシリーズBラウンドまでLetinARに戦略的投資を続けたNAVER D2SFのヤン・サンファン・リーダーは、「LetinARは韓国はもちろん、グローバル市場でも既に確固たる存在感を誇るARグラス光学技術の代表企業だ」とし、「技術開発にとどまらず、顧客の量産製品まで発表しているが、LetinARの成果はかなり独自的で、今後の市場でより大きなビジネス成果を上げると期待している」と話した。

Gaudio Lab、CES 2024で新規オーディオAIソリューション公開 

AIオーディオの専門企業Gaudio Lab(ガウンディオラボ)がCESに参加し、AI音源の分離技術を用いたユニークなソリューションを披露する。この展示会では、CES 2024イノベーションアワードを受賞したAIベースのリアルタイムノイズキャンセリングおよび音声強化ソリューション「Just Voice(ジャストボイス)」を初めて公開予定だ。

Just Voiceに適用されたAI音源分離技術であるGSEP(Gaudio source Separation)は、分離度、音質、演算量など、さまざまな基準で世界一を成し遂げており、Gaudio Labは自ら記録を更新し、その基準を高めている。この技術はAIを活用し、音楽から音声、ギター、ドラム、ピアノなど、個々の楽器の音を分離するだけでなく、ノイズ除去、特定音源の抽出、高性能MR除去、歌詞・字幕の同期など、さまざまなカテゴリーで活用可能で、ユーザーの利便性を向上させる。

この展示には、CES 2024イノベーションアワードを受賞したJust Voiceが初めて公開される。Just Voiceは、AIの音源分離技術を活用してリアルタイムに雑音や騒音を除去し、はっきりした音声を提供し、コンテンツを聞いているときの音声を高めることもできる統合型サウンドソリューションだ。各種ストリーミングサービス、OTTサービス、ビデオ会議など、現実とウェブを行き来するユーザー経験から出る不快な音を改善する。この製品は、今回のCESの前後に一般ユーザー向けのアプリケーションという形で公開される予定だ。

Gaudio Labのブースは、Eureka Park(ユーレカパーク)内の統合韓国館に設けられる。観覧者は、Just Voiceだけでなく、AI音源分離技術が無料で利用できるGaudio Studio(ガウディオスタジオ)、デバイスの種類に関係なくカラオケ機能が楽しめるG Sing、生成AIが効果音を生成し聞かせるFALL-Eなど、さまざまなAIオーディオ技術や製品を直接体験して聞くことができる。

Gaudio Labのオ・ヒョノ代表は、「先端技術を研究する秘密の実験室のオープンラボを開くつもりで、世界最高のAIオーディオ技術を観覧客が直接体験できるよう、さまざまな体験を用意している」とし、「今後もコンテンツビジネス全般においてGaudio Labが世界の人々にとって良い音声経験を提供していく」と意気込みを語った。

一方、Gaudio Labは、AIのリアルタイム・ノイズ除去ソリューション(Just Voice)、音量標準化技術(Loudness Management 1、LM1)、空間音響技術(Gaudio Spatial Audio, GSA)で2023~2024年の2年連続でCESイノベーションアワードを受賞。オーディオの技術力と専門性が認められた。

Nuvilab、CES 2024デジタルヘルスゾーンにフードAI展示

Nuvilab(ヌビラボ)は2年連続でCESに参加する。

Nuvilabは、デジタルヘルスケア展示館に42平方メートルの専用ブースを開き、フードAI技術に焦点を当てる。展示ブースは、カスタマイズケア(Caring)、生産性向上(Efficient)、持続可能性(Sustainable)をテーマに構成され、来場者に技術体験の機会を提供する予定だ。特に、新たに設計した第3世代のAIフードスキャナーと第2型糖尿病患者向けモバイルアプリを、CES 2024で初めて公開すると発表されている。

Nuvilabの中核ソリューションは、調理センターから食品データを収集・分析して廃棄食品を減らし、ユーザーの満足度や好みを特定。個々人のヘルスケアに連動させるなど、配食サービスの効果的な運営を支援する。Nuvilabのソリューションは、既にSKテレコムや新世界などの韓国企業をはじめ、シンガポールのアレクサンドラ病院(Alexandra Hospital)を含む韓国内外の企業、学校、幼稚園、病院など、100か所以上で導入されている。

Nuvilabのキム・デフン代表は、「全世界的に生成型AI技術が普及する中、特定分野の専門性を持つAIの重要性がますます高まっている」とし、「Nuvilabは、フード産業で蓄積した専門性に基づき、ヘルスケアと持続可能性分野のソリューションを引き続き改善、強化する計画だ」と話した。

CES 2024は、新型コロナウイルスのパンデミック後に増加した対面による交流の活発化により、以前よりも来場者は増えると予想されている。特に、Nuvilabが展示するラスベガス・コンベンションセンター(LVCC)ノースホール(North Hall)は、CESの主催者である米消費者技術協会(CTA)が重点を置くデジタルヘルスケア、AI、持続可能性、モビリティなどの主要カテゴリーの展示が高い注目を集めると期待される。

AB180、CES 2024 に参加へ...「マーケティング・ミックス・モデリング (MMM)」分野の新規ソリューション公開

マーケティングテクノロジー企業のAB180(エイビー180)が「CES 2024」に参加する。

AB180がCESに参加するのは今回が初めて。AB180は、Eureka Park内の韓国館にブースを設け、自社開発した統合広告の成果測定と分析ソリューションAirbridge(エアブリッジ)を前面に打ち出したエドテック分野でグローバル競争力の立証に挑む。

特に、AB180は、今回のCESでAirbridge(エアブリッジ) をベースにしたユニークなマーケティングミックスモデリング (MMM) ソリューション「MMM Studio」の新機能であるSimulator(シミュレーター)を初公開する。

マーケティングミックスモデリングは、マーケティング活動によって発生した売上とROI(投資収益率)間の関係をさまざまな角度から測定および分析し、最適なマーケティング予算を執行できるようサポートするデータベースの統計分析手法だ。近年、個人情報保護の強化によりユーザーレベルのデータ収集が不可能または困難になり、次世代のマーケティング実績分析ソリューションとして注目されている。

AirbridgeのMMMスタジオは、主要メディアの広告費用及び成果データをベースに、マシーンラーニング機能や統計学的分析法を加え、高度にカスタマイズされたマーケティングモデルや予算を提案する。今回、CESで初めて導入されたSimulator(シミュレーター)は、法人の顧客が直接目標値を設定し、マーケティング成果を最適化できるよう支援する機能だ。この機能を通じ、顧客は特定の結果を達成するための最適なマーケティングコストを算出できる。

また、AB180は、今回のCES期間中、2回に渡って企業関係者を対象にAirbridge(エアブリッジ)の競争力をPRするピッチングセッションも行う。AB180のナム・ソンピル代表が直接プレゼンターとして参加し、「MMP(モバイル測定パートナー)がマーケティングに不可欠な理由」や「Airbridgeの競争上の優位性」などをテーマに、Airbridgeが積み上げてきた専門性と技術力を紹介する。

Airbridgeは、モバイルアプリとウェブを統合してユーザーの行動や広告の貢献度を測定・分析するソリューションで、すべての広告結果を1つのダッシュボードで統合分析できるのが特徴だ。コマースからゲーム業界まで様々な企業にソリューションを提供しており、現在では約20カ国に進出し、現地企業にAirbridgeをサービスしている。

AB180のナム・ソンピル代表は「Third-Party  Cookie(サードパーティクッキー)や広告IDの収集制限など、個人情報保護を強化するための措置は、エドテック市場における最大の話題であり、挑戦課題だ」とし、「今回のCESを通じて、プライバシーポスト時代に備え、最適なマーケティング手段を検討しているグローバル企業に、AB180の競争力を立証していく」と話した。

GIRO、CES 2024でアジアストック取引プラットフォーム「Dropshot Stock」公開

映像制作プラットフォーム「Dudum(ドゥドゥム)」を運営するGIROがCES 2024に参加し、アジアストック取引プラットフォーム「Dropshot Stock(ドロップショットストック)」のベータ版を披露する。

「Dropshot Stock」は、高品質のアジアの映像ソースを販売するストックプラットフォームで、韓国コンテンツ振興院が主管する「2023 STARTUP:CON」や、韓国投資アクセラレーター及びSBS文化財団が主管する「コンテンツスタートアップコンテスト」などのプログラムで受賞し、ビジョンと拡張の可能性が認められた。

最近、アジアのコンテンツに対する関心が世界的に高まっているため、著作権の問題なしに商業的に利用可能なストックサービスに対するグローバル企業と映像関係者の関心が予想される。GIROは、今回のCESを機に2つのサービスを海外市場に本格参入させる計画だ。

さらに、GIROは特別に今回のCES参加企業向けに「CES現場撮影パッケージ」の製品ラインナップを構成した。この商品には、展示に必要なサービスを紹介する映像からイベントのスケッチ映像などが含まれており、作業のためにラスベガスの会場には専門の撮影チームが同行予定だ。関連する問い合わせは、Dudumのサービスページで受け付ける。

GIROのイ・ジェソク代表は、「世界的にKコンテンツへの関心が高まっているが、ストック映像分野でアジアのコンテンツを見つけるのは難しいのが実情だ」とし、「現在、Dudumのサービスを通じて製作された高品質な映像が、自然とDropshot Stockの基盤となり、好循環な構造を確立するだろう」とビジョンを伝えた。

GIROは、Bluepoint Partners(ブルーポイント・パートナーズ)、LOTTE VENTURES(ロッテ・ベンチャーズ)、Primer Sazze(プライマーサゼ)、および既存のシード投資を進行したBon Angels Partnars(ボン・エンジェルス・ベンチャー・パートナーズ)からプレA資金調達をした。

XAIMED、CES 2024で動脈硬化眼底AIソリューションと統合センサー・ヘルスケアソリューション出品

XAIMED(ジャイメッド)はソウルバイオハブの優秀企業に選ばれ、CES 2024 Eureka Parkに造成されたソウル統合館で、動脈硬化眼底AIソリューション「FUNDUS-CVD AI」と統合センサー・ヘルスケア・ソリューション「XAI CARESYS23」を披露する予定だ。

XAIMEDは、眼底診断用の人工知能システムを皮切りに、さまざまな健康診断医療機器に適した人工知能システムを段階的に発表している。

「FUNDUS-CVD AI」は、「説明可能な人工知能(XAI)技術を活用して、簡単な眼底の撮影だけで動脈硬化のリスクを診断する動脈硬化眼底AIソリューションだ。米韓科学技術学術大会及び韓国内外の学術大会で「FUNDUS-CVD AI」検査により動脈硬化の高リスクグループに該当した場合、心血管疾患による死亡リスクが高いことを示す臨床研究の結果が発表された。

「XAI CARESYS23」は、一つの機器で心電計、体温計、体成分計、血圧計、酸素飽和度測定器など、さまざまな生体信号を同時に正確に測定・分析できる知能型モニタリングソリューションだ。終末糖化産物(AGE)センサーモジュールが追加され、糖尿病の予防、管理、モニタリングが可能だ。製品に搭載された統合生体信号人工知能模型である「XAIバイオ統合センサー知能型ソリューション」は、生体信号を分析し、異常な兆候が検出されたらすぐに結果を地域の公的医療機関や介護施設などの機関に送り、迅速な対応を可能にする。

今回の博覧会で、チャン・ジュヨン技術理事(CTO)は1月11日、ヘルスケア分野のオープンピッチで、企業の中核技術である「説明可能な人工知能(XAI)」に関して紹介する予定だ。XAIMEDは、今回のCES 2024の参加が、動脈硬化眼底AIソリューション「FUNDUS-CVD AI」と「XAI CARESYS23」統合センサーヘルスケアソリューションの中核技術である「説明可能な人工知能(XA)」を国際的に広く広める契機になると説明した。

「説明可能な人工知能(XAI)」とは、人工知能が判断した結果を臨床医に「説明」する機能に焦点を当てた技術だ。現在開発されている大部分の人工知能模型の場合、読み取り精度はかなり高いが、判断に対する根拠の信頼性は低い状況だ。そのため、XAIMEDは、診断性能と説明の可能性を全て最大化できる人工知能ソリューションの開発に注力している。

XAIMEDは2020年にソウル大学病院のパク・サンミン教授によって設立され、現在はソウルのバイオハブにある。2022年にソフトウェア医療機器の製造に関するGMP認証を取得し、現在、人工知能医療機器のライセンス審査中で、韓国内外の医療市場の開拓を準備している。

Huraypositive、CES 2024でデジタルヘルスケアソリューション発表

ヘルスケアのスタートアップHuraypositive(ヒューレイポジティブ)は、CES 2024でデジタルヘルスケアソリューションを披露する予定だ。

Huraypositiveは、韓国を代表する企業との協業を通じて、1万人以上の社員に健康管理サービスを実証してきた。特に、POSCO、現代自動車グループ、HMMとの協業を通じて着実な成果を上げている。

最近では、AI自動化技術を導入し、パーソナライゼーションされた健康管理サービスを開発。これを通じて健康管理サービス分野におけるイノベーションを牽引(けんいん)している。さらに、がん精密医療のための臨床意思決定補助システム(CDSS)とがん患者管理サービスを開発し、デジタル技術による精密医療事業に着手した。現在、精密医療プラットフォーム企業であるoncoMASTER(オンコマスター)と協業して、さまざまな種類のがんの臨床データを確保。CDSSパイプラインを共同で開発および拡大するなど、バイオ製薬会社やゲノミクス企業との商業化を進めている。

Huraypositiveは、CES 2024で、モバイル機器を通じて健康管理サービスを体験できる機会の提供、スマート健康管理プラットフォーム「Health2」の紹介と期待される効果の説明、精密医療CDSSサービスを体験して製品の実証プロセスを確認できるデモンストレーションサービスの提供など、さまざまな展示品やデモンストレーションを通じて参加者に技術力を直接PRする計画だ。

Huraypositiveのチェ・ドゥア代表は「各事業分野間の有機的成長のために努力しており、デジタルヘルスケア関連の企業を戦略的に買収するなど、革新的な戦略を進めている。これらの取り組みを通じて、2025年までにアジア最高のデジタルヘルスケア企業になることに期待している」と話した。

グローバル総合物流プラットフォームCOLOSSEUM、CES2024に参加…グローバル物流サービス拡張を加速化

グローバル総合物流プラットフォーム、COLOSSEUM(コロセウム)が、CES 2024に参加する。

COLOSSEUMの統合AI物流ソリューションCOLOは、物流プロセスが有機的に連動されるよう、注文、保管、運送などに対する機能を持つOMS、WMS、TMSとAIが結合した形態だ。これを通じて、荷主、物流センター、運送業者など、物流プロセスに関わるすべての主体がCOLOを通じて意思疎通し業務を処理でき、時間とコスト効率が向上させることができる点が強みだ。

COLOSSEUMは、今回CESへの参加を通じ、既存のLAセンターからアトランタ、ニューヨーク、ダラスなど全米に拡大させる方針だ。さらに、マレーシア、日本、香港、台湾、インドネシアなどの東南アジア地域や中東地域まで拡張するグローバル物流網の構築プランを2024年に達成できるよう、効率的かつ統合された物流プロセスを確立することで、サービスの一貫性を強化する計画だ。

特に、東南アジア市場の物流会社とのパートナーシップを強化してネットワークを拡大する方針で、現地の物流専門家を育成・採用することでサービスの質を最大化する方針だ。これにより、B2CおよびB2Bの通関、現地輸送、現地フルフィルメントサービスなど、双方向プロセスのリードタイムを最小限に抑えることが期待される。

COLOSSEUMのパク・ジンス代表は、「米国のLAセンターを通じて、グローバル市場でCOLOSSEUMだけの物流サービスと、COLOが持つ競争力を確認し、サービスとCOLOの高度化を引き続き推進していく。CESの参加が米国を越え、東南アジア、中東地域などをつなぐ物流網構築の契機とする」と話した。

COLOSSEUMは、統合AI物流ソリューションCOLO、物流センターネットワーク、グローバル物流の専門家FDをベースに、荷主をはじめとする物流プロセス主体をつなぐことでシームレスな物流を実現している。これを通じてEコマースからB2B、フランチャイズ、貨物輸送、MFC、グローバルなどの物流サービスを統合提供している。

YMX、「CES 2024」に参加...産業用デジタルツイン技術公開

拡張現実(XR)に基づく「産業用メタバースプラットフォーム」の専門企業であるYMX(ワイエムエックス)が、「CES 2024」に初めて参加する。

YMXは、デジタルツイン、AR、メタバースなどのさまざまなデジタルイノベーション技術を適用した産業用ソリューションを披露する予定だ。

YMXの展示ブースは、ラスベガスコンベンションセンター(LVCC)セントラルホール(Central Hall)の「METAVERSE/XR Zone」に設けられる。計3つのソリューションが映像を通じて紹介され、そのうち2つ(MxVT・MxEPC)では、来場者が直接体験できるスペースも用意する。

製造工程教育シミュレーター「MXVTS(virtual training simulator)」は、デジタルツイン技術を適用して仮想空間に現場の設備と同じような空間を作り出すソリューションで、効率的な新人作業教育が可能だ。来場者はシミュレーターモニターに触れ、現実味ある「二次電池」の製造工程の教育現場を直接体験できる。

XR技術を用いた建設品質検査ソリューション「MXepc(engineering·procurement·construction)」は、建設現場での時間を浪費することなく、「エラー検収」をワンストップで可能にする。ブースの訪問客は、タブレットでマーカーを認識(AR:拡張現実)し、建設現場を画面に読み込むことで、カテゴリー別の工事進捗(しんちょく)度、設計図や現場マッチング度などの確認はもちろん、数万枚に上る設計図面をリアルタイムに読み込める。

YMXはこれらのソリューションを通じて、韓国内外の新規顧客の創出を最大化し、海外市場進出も加速させる計画だ。特に、MxEPCは、韓国のプラント企業を通じて設計、調達、施工(EPC)のリモート検収・管理ソリューションのPoC(技術検証)を完了しており、現在、海外の大手企業や公共機関にEPCメタバースプラットフォームを提供するか否かを検討している。

DEEP IN SIGHT、CES 2024でスマート建設・プロップテック3D人工知能ソリューション「DIMENVUE」初公開

人工知能に基づく3Dセンシングソリューション企業DEEP IN SIGHT(ディープインサイト)はCES 2024に参加し、人工知能(AI)基盤の携帯用3D空間情報スキャナー「DIMENVUE(ディーメンビュー)」を披露する。

DIMENVUEは、コンパクトで高精度のLiDAR(ライダー)センサーと、大容量のリチウムイオンバッテリーを小型・計量化したオールインワン(All-IN-ONE)デバイスだ。2Dカメラで獲得した映像データ(RGB Image)は、人工知能学習によってオブジェクトのラベリング(Labeling)およびセグメンテイション(Segmentation)が可能だ。これを3D情報と照合することで、長距離の3D空間情報や客体情報をリアルタイムに獲得できる。

さらに、DIMENVUEは、建築および建設業界で使用する図面に必要な情報のみを選択してモニタリング、撮影された空間の2Dおよび3D図面の情報を提供する。市場のLiDARやセンサー基盤のいわゆる「背負い型」の重い3D空間情報スキャンソリューションとは異なり、軽量で携帯に便利だ。低価格で利便性が高く、正確性があり効率性が高いという点で時間と費用を削減し、生産性を向上させることができるため、業界の注目を集めている。

11月のリブランディングプロセスの後、新しい企業イメージ(CI)を適用して初めてCES 2024に初めて参加するDEEP IN SIGHTは、DIMENVUEソリューションの公開のほかにも、CES 2024の中核テーマである「人工知能」に符合する差別化した「顧客オーダーメイド型3Dカメラソリューション」3種を披露する予定だ。韓国のTier 1 & OEM企業と協業する車両用In-Cabin Monitoring(インケビングモニタリング)システム「CAMOSYS(カモシス)」と3D SVM(3D Surround View Monitoring)ソリューション「ROUNVUE(ラウンビュー)」、そして物流及び運送業界の課金体系を革新するVolume measurement(ボリュームメジャーメント)ソリューション「VOMASYS(ボマシス)」まで、現地ブースで観覧できる。

DEEP IN SIGHTのオ・ウンソン代表は、CFS参加に当たり、「DEEP IN SIGHTは、モビリティやスマートファクトリーなどのディープテック分野の顧客が経験する問題を、『人工知能ベースの3Dカメラソリューション』で効率的に解決する企業だ」とし、「韓国内外のモビリティ企業に認められた技術力とスマート建設、物流分野でのPoC経験を基盤に、CES 2024で世界の顧客とパートナーシップを結ぶのはもちろん、新しいビジネスチャンスが創出できることに期待している」と話した。

DEEP IN SIGHTは、3D ToFカメラモジュールを計量・最適化するAIモデルを搭載する技術をベースに、人工知能ビジョン(AI Vision)ソリューションを開発する企業だ。2020年の設立以来、モビリティ、スマートファクトリー、ロボティクス分野の問題点を解決するスタートアップとして業界から注目されている。DEEP IN SIGHTは、CES 2024で3D Handheld LiDARソリューション「DIMENVUE」をはじめ、モビリティ、物流業界が必要とする人工知能ベースの3Dセンシングソリューションモデルを披露する。1月9日午前10時から、ラスベガスコンベンションセンター(LVCC)AI·Robotics館で来場者を迎える。

DEEPX、2024年のCESで高性能AIサーバー向け「DX-H1」公開

AI半導体のオリジナル技術企業DEEPX(ディープエックス)が、2024年1月に開催される世界最大のIT・家電展示会「CES 2024」に参加し、AIサーバー用製品「DX-H1」を公開する。DEEPXのDX-H1は、コンピューターハードウェアおよびコンポーネント部門でイノベーションアワードを受賞した。

DeepXの「DX-H1」は、AI推論型ソリューションで、性能、戦略、費用の効率性を最大化する製品だ。今回のイノベーションアワード受賞は、p AI時代を拡張するデスクトップ、ノートブックを含むコンピューターシステムを構想するソリューションから、革新的な製品p基準GPUベースのソリューションよりも10倍以上電力効率が高く、二酸化炭素低減効果が期待できる点などの理由で選定された。共同受賞作としてAMDやHPなど、グローバル企業の製品が含まれている。

現在、AIサーバー市場はGPUソリューションに依存しているが、高消費電力が二酸化炭素排出の主要要因となっているとされる。これにより、データセンターもエネルギー効率を高め、環境への影響を最小限に抑える低電力ソリューションに対する市場の要求が高まっている。トレンドフォースによると、AIサーバー市場は2027年までに年平均36%以上の成長が見込まれており、「DX-H1」のような低電力AI加速器ソリューションの需要は今後も増加し続けるとみられている。二酸化炭素排出量の削減と性能の最適化を同時に追及する企業は、「DX-H1」のような革新的なソリューションを通じて競争上の優位性を確保するものと予想される。

DEEPXは、世界最高のパフォーマンス比(単位電力あたりのAI演算処理性能)を達成し、低電力ソリューションとして独自の技術を確保した。DeepXのコア技術であるp INT8モデルの圧縮技術「IQ8™」と、p GPU比で数十分の一以下にDラム使用を最小化する技術「Smart Memory Access(スマートメモリーアクセス)」などを開発することで、複雑なAIモデルの精度を劣化させることなく軽量化を実現している。このため、高価なHBMではなく低電力メモリソリューションであるLPDDRを使用した場合でも、AI演算処理性能は世界最高レベルであり、GPUの10倍の電力を提供できる。

また、「DX-H1」は既存のGPUソリューションと互換性があり、GPUに基づいて学習したAIモデルをサポートする柔軟なインターフェースを提供する。これは、顧客が既存のシステムを変更せずに低電力ソリューションに簡単に交換でき、性能アップグレードなどが容易という利点がある。。

DEEPXのキム・ノグォン代表は、「AI技術は今のインターネットのように当たり前になるだろう。そのためには、エッジAIの普及とエッジAI半導体が不可欠だ。また、これをリモートでサポートできる低電力で高性能なAIサーバーソリューションも脚光を浴びるだろう」と強調した。併せて、「DEEPXがAI技術の革新をリードし、成長できるゴールデンタイムになるだろう」とし、「世界中の顧客に10倍以上の電力と性能効率を提供することで、AI半導体市場をリードすることに挑戦していく」と話した。

DEEPXの「DX-H1」は、2024年1月に米ラスベガスで開催されるCES展示会で公開される。二酸化炭素排出量の削減とAIサーバーの性能を最適化するソリューションのグローバルビジネス協力事例を紹介し、新規顧客の誘致とビジネスの発掘を通じて、ビジネス拡張をもくろむ。

TI、白内障手術器具「imass」をCES2024で披露 

眼科専門の医療機器開発スタートアップTI(ティーアイ)が、白内障手術器具「imass」でCESイノベーションアワードを3部門で受賞したのに続き、展示会に直接参加し、「imass」を披露する。

TIが開発した「imass」は、白内障手術の初期段階の水晶体前嚢(ぜんのう)切開で用いられる器具だ。水晶体前嚢切開とは、水晶体を包む袋を切って人工水晶体を挿入するための施術で、そのプロセスは難しく、習得にも時間がかかるが、「imass」は高周波を利用して短時間に一定の大きさで正確な位置で水晶体を包む袋を切開できるため、白内障手術の難易度を大幅に軽減できる。

「imass」は今年から臨床試験が行われており、臨床試験を終えた後、2024年には実際の医療現場で「imass」を白内障手術に使用できるようにすることを目標としている。

TIはソウル・ホンノンカンソ特区のH Clubのメンバーとしてさまざまな活動を行ってきた。H Clubは、ホンノンカンソ特区に立地の企業と入居を希望する企業で構成され、カンノンカンソ特区が運営する企業成長およびネットワーキングプログラムなどを提供している。

softberry 、CES 2024で最適な電気自動車の充電ルート推薦サービスを公開



電気自動車の充電のライフスタイル・スタートアップsoftberry(ソフトベリー)は、CES 2024で電気自動車の充電ルート推薦サービスを披露する。

softberryが今回のCES 2024で初披露する製品は、「EV Infra最適充電ルート推薦サービスEV Infra Advanced Router(EVインフラ最適充電ルート推薦サービス)」だ。電気自動車の車両のバッテリーデータや充電インフラの状況データ、交通状況などを総合的に反映し、ユーザーに最適な充電ルートプランをリアルタイムで案内するサービスだ。

EV Infraの最適充電ルート推薦サービスは、電気自動車のユーザーが車両情報を入力し、充電ステーション推薦のための最小バッテリー残量を設定したのち目的地を入力すると、softberryの電気自動車充電インフラ情報アプリ「EV Infra」のデータに基づき最適な電気自動車充電ステーションを推薦する。リアルタイムに充電ステーションの現況をアップデートし、充電ルートを推薦するため、電気自動車ユーザーは別途に待ち時間なしで素早く電気自動車の充電ができる。softberryのEV Infraアプリのダウンロード数は昨年12月時点で60万に上り、全国の登録済み電気自動車充電器計31万個以上の位置情報を有している。

現在、EV Infraの最適充電ルート推奨サービスは、EV Infraアプリ会員を対象に40人を募り、ベータテストを行っている。また、自社の充電器制御ソフトウェア(EVI Hub)と連携して、充電ステーションの訪問時間を事前に予約できる機能も開発予定だ。

softberryは、CES 2024の会場で、EV Infra最適充電ルート推薦サービスに直接触れて、車両登録して充電ルートを確認できる体験コーナーを用意する。softberryのブースは、ベネシアンエキスポコンベンション内のK-STARTUP統合館内に設ける予定だ。

softberryのパク・ヨンヒ代表は、「EV Infraは電気自動車の充電に関する情報を最も多く有するサービスであり、2015年から現在までに蓄積してきたデータを基に、電気自動車のユーザーが必要とする情報は何かを考えた上でこのサービスを開発した」とし、「特に、世界最大級のITフェアとされるCESに参加し、新サービスを公開できることになり、感慨深い。より良いサービスに仕上げ、多くのユーザーの利便性を高められるシステムとなることを願っている」と話した。

AIMMO、「CES 2024」に参加し、データサイクルプロセス新製品を公開

グローバルAIデータプラットフォームAIMMO(エイモ)は、CES 2024でAIデータに関連する革新的な新製品を公開する。

「CES 2024」の期間中、AIMMOは「Embassy Suites by Hilton Convention Center Las Vegas」で単独カンファレンスを開催し、1対1のビジネスミーティング、メディアデー、AIテックサミットなどを運営する。

特に、11日には「AIMMO AIテックサミット2024」を開催し、データサイクルプロセスを提供する新製品を正式発表する。データ収集から整理、加工、評価までのすべてのプロセスを提供する業界初の技術だ。新製品の公開とともに、スマートモビリティ、スマートシティ、スマートディフェンスなどのさまざまな産業分野のAIモデリング事業に対するセッションを運営する。

自動運転産業で脚光を浴びているAIMMOのサービス「AD-DaaS(Autonomous Driving Data as a Service)」も紹介する。このサービスは、自動運転車の開発経験を持つ専門家を中心に生み出されたサービスで、自動運転に特化した「End-to-EndフルサイクルAIデータサービス」を提供することで、走行情報や外部環境情報を検知・分析する最適なソリューションだ。韓国内外の自動運転データを収集、整理、加工、評価するためのソリューションで、AIMMO独自の技術を活用して最適なデータセットを生成し、「低コストで高効率」にAIモデルを高度化できる。

AIMMOは、CES 2024で自社の新製品を積極的にアピールすることで、グローバルでの販売を本格的に拡大する戦略だ。現在、AIMMOは、韓国を越えBosch(ボッシュ)、Continental(コンチネンタル)、Magna International(マグナインターナショナル)など世界の自動車部品メーカーやOEM製造メーカーを顧客として確保することで、海外のサプライチェーンを拡大している。また、AIデータの活用分野を、AIモデリングを必要とする他の産業にも拡大する計画だ。

AIMMOのオ・スンテク代表は、「昨年に続き、今年もCESに参加し、単独でのカンファランスホールの運営を通じて革新的な新製品を発表できることを嬉しく思う」とし、「当社の世界での売上比重は持続的に増加しており、海外でも技術力が認知されている。今回のCESで公開する新製品は、世界のAIデータ市場を揺るがすコア技術として浮上するものと期待している」と話した。

水中ロボット技術スタートアップ企業SLM、「CES 2024」で水中船体清掃ロボット「CHIRO」公開

水中ロボット技術の専門企業SLM(エスエルエム)は、「CES 2024」で水中船体清掃ロボット「CHIRO」を披露する。

船が航行すると、海水中で船体の部位にBiofouling(船体付着生物)が発生する。Biofoulingは、船舶の航行時の燃料の過剰消費を招き、二酸化炭素の排出、生態系の乱れを引き起こす海洋環境汚染の主要因の1つにあげられる。船体の水中部位を洗浄することは、Biofoulingの除去のために最も効果的な方法だが、ダイバーに頼る従来の作業方法では、リスクが高く効率が悪いため適切な清掃が難しく、海洋汚染や過剰な燃料消費を引き起こしているのが実情だ。

SLMは、海洋温室ガスの排出削減と、海洋生態系を保護するための方法として、既存のダイバーによる船舶の清掃よりも安全で作業時間や費用が削減できる船体清掃水中ロボット「CHIRO」を開発・販売している。

「CHIRO」を利用してダイバーが定期的に船舶の洗浄作業を行った場合、船の燃料費を約 10% 削減できる。また、船体の位置や作業の映像のマッピング機能を使って船体の位置に応じた清掃結果を確認でき、データに基づいた船舶の状態管理により、船体の寿命を延ばすことができる。また、清掃プロセスで発生するbiofouling(バイオファウリング)残骸物を収集し浄化することで、海洋環境汚染を最小限に抑えることができる。SLMが開発・販売している「CHIRO」は、水中で船体を清掃するロボットの中で世界で唯一販売されているロボットとして知られる。

2022年のインドネシアへの販売・供給を皮切りに、2023年にはシンガポールに「CHIRO」を販売・供給した。昨年12月には、3台のロボットがシンガポールに輸出された。シンガポールの船舶清掃サービス会社間での口コミを通じた自然発生的マーケティングが展開され、販売に至ったという点が興味深い。実際に「CHIRO」を使用したことがある海外の顧客は、「大型商船を最初から最後まで止めることなく完璧に掃除できるロボットはどこにもなかった」と高く評価した。

また、先月5日に開催された2023年の造船海洋分野の技術マーケット輸出商談でも大きな話題を呼んだ。特に、商談会に出席したアンゴラの海上船舶修理会社は、すぐにSLMとのMOU(相互協力覚書)の作成を求め締結をした。このイベントを企画したKOTRA関係者は驚きを隠せなかったという。

実際、SMMの技術力と「CHIRO」の信頼性は、韓国海軍からも既に認定されている。2019年に海軍で初導入された「CHIRO」は、海軍艦艇の運用能力の維持に大きく貢献していることが知られている。昨年11月には、タイの王室軍からの訪問要請を受けて軍本部を訪ね、「CHIRO」を紹介。現在、「CHIRO」導入に向けた協議が進められている。

最近、SLMは新製品の発売準備や新技術の開発に拍車をかけている。既に市場で好評を博している水中船体清掃ロボットや土地浄化処理システムに加え、水中検査ロボットや船舶搭載型船体清掃ロボットのリリースを控えている。他社にはない精密な水中位置認識技術をベースに、AIを用いた水中自動運転技術も開発している。

SLMのパク・ヨンジュン代表は、「2024年には、既存の顧客からの信頼に応えることに注力する。また、インドネシアとシンガポールを中心に東南アジアの顧客向けにローカルサービスセンターを開設するほか、豪州や米国などへの市場拡大を本格的に推進していく」と話した。SLMは、IBK企業銀行が運営する創業企業育成プログラム4期に選ばれた。

DAY1LAB、CES 2024でバイオマス由来のプラットフォーム素材「RETARCH」公開



エコ素材の専門企業DAY1LAB(デイワンラボ)は、バイオマス由来のプラットフォーム素材「RETARCH (リターチ)」をCES 2024で披露する。

DAY1LABは、2023年度の現代自動車チョンモン区財団が主催する「H·OnDreamアクセラレーティングトラック」で大賞を受賞した。今回のCES 2024展示会では、現代自動車のZERONE(ゼロワン)の展示ブースに共同で参加し、持続可能な素材を紹介する予定だ。

「RETARCH」はプラスチックごみの問題を解決するために開発された素材だ。バイオマスでできており、二酸化炭素の排出量を削減しつつ、さまざまな環境(堆肥化、嫌気性消化など)で安全に分解されるのが特徴だ。この「RETARCH」は、分解過程でマイクロプラスチックが発生しないため、安全に分解される。この技術力が認められ、CES 2024持続可能性部門イノベーションアワードを受賞した。

DAY1LABのイ・ジュボン代表は、「世界で当社のRETARCH素材が革新性と環境へのインパクトが世界的に認められたことは大きな意味がある」とし、「DAY1LABは今回の成果を契機に、未来の持続可能な技術の海外進出のための道筋をつけ、グローバル素材企業としての地位を高める」と話した。

AIFOR PET、3年連続でCESに参加...ペットの飼い主と動物病院向けの人工知能技術とデータ共有ソリューション公開



ペットの健康管理アプリ「TTcare(ティーティーケア)」を開発している「AIFOR PET(エイアイフォーペット」が、CES 2024に3年連続で参加する。

2020年に設立したAIFOR PETは、人工知能ベースのペット健康管理アプリサービス「TTcare」を2021年に発表した。このサービスは、携帯電話でペットの目、皮膚、歯、歩行などの様子を撮影すると、人工知能が分析して健康異常の兆候を知らせ、専門家とのリアルタイムなオンライン相談サービスを提供するペットの健康管理アプリだ。

AIFOR PETはCES 2022と2023に参加し、毎年発展した人工知能技術で注目を集め、CESイノベーションアワードも2年連続で受賞している。

今回の展示会では、AIFOR PETが犬や猫の歯の健康状態を確認できる、より発展した人工知能分析技術と、ペットの飼い主が自宅でアプリにより管理するペットの健康データを病院とリアルタイムで共有できるソリューションを紹介する予定だ。また、韓国厩舎(きゅうしゃ)協会と共同で研究・開発中の、人工知能ベースの馬体識別技術や歩行異常診断補助技術も紹介する。

AIFOR PETのホ・ウナ代表は、「過去2回のCES参加と、米国の動物病院とのベータテストを通じ、米国のペットの飼い主は病院に行くのが難しく、獣医が過度な業務に悩まされているという問題を知った」とし、「TTcareを使ってペットの健康状態を事前にチェックし、人工知能の分析データを共有することで現在のペットの健康管理システムの問題を解決できると期待している」と話した。

一方、「TTcare」は、昨年6月に可決した紛争解決規制サンドボックス1号課題に基づき、韓国で初めてペットの遠隔医療サービスの立ち上げを控えている。

シューズテック企業「Kristin Company」、CES 2024でスマートシューズ製造ソリューション「SINPLE」披露

シューズテック企業のKristin Company(クリスティン・カンパニー)が、「CES 2024」でビッグデータ・AIベースのシューズブランドと製造工場をマッチングさせるシューズ製造ソリューション「SINPLE(シンプル)」を披露する予定だ。

「SINPLE」は、「シューズ製作をシンプルにする」という意味で、数十年間にわたって固執してきた対面中心の複雑なシューズ製造工程のデジタル転換を実現したシューズ製造ソリューションで、人工知能(AI)によって世界のシューズトレンドを自動的に分析。季節ごとにデザインを提案するのはもちろん、統合供給網の管理(SCM)を簡素化することで既存の製造プロセスを50%以上短縮し、効率的な見積もり比較を通じてブランドとソリューション別に検証された工場をマッチングさせ、コスト削減を可能にする。

さらに、シューズの製造プロセスのデジタル転換を通じて地域や国の制限なく、いつどこでも製造注文が可能なのはもちろん、優れた韓国の工場とのマッチングにより高品質のシューズを生産できることが特徴だ。「SINPLE」は2023年3月のオープン以来、ブランドの会員加入や工程別の生産工場登録が急増し、現在、韓国を代表するファッション企業との連携を通じ、安定した事業を展開している。

Kristin Companyは、今回のCES 2024の参加で、「SINPLE」の世界市場進出の足がかりを築くことを計画している。これにより、さまざまなグローバルブランドと優れた韓国のシューズ製造工場がマッチングし、韓国のシューズ製造業が活性化するきっかけになると期待されている。

Kristin Companyのイ・ミンボン代表は、「韓国NO.1のシューズテック・スタートアップとしてCES 2024に参加できることを嬉しく思う。今回の機会を契機に、さまざまなグローバルブランドとのネットワークが築けることを期待している」とし、「製造プロセスのマッチングだけでなく、自社開発したシューズトレンドの分析システムを通じて最新のトレンドを反映したさまざまなデザインの提案が可能であり、関心を持って来場いただきたい」と話した。

Kristin Companyは、CES 2024の期間中、Eureka Park内のK-STARUP統合共同館のブースで来場者を迎える。

2019年に設立したKristin Companyは、事業性と技術力が認められ、最近、KDB産業銀行、TKGベンチャーズ、BNKベンチャー投資から70億ウォン(約7億7,000万円)規模のシリーズA資金調達を完了し、累積投資額140億ウォン(約15億4,000万円)を達成した。NAVERと亜州IBの持続的な投資を中心にプウルキョン(釜山、蔚山、慶尚南道)地域に特化したアクセラレーターSERIES VENTURES、釜山連合技術ホールディングなどから連続でプレAシリーズ投資を受け、2021年に中小ベンチャー企業部(省)のTIPS(ティップス、民間投資主導型技術起業支援)に選定された。

リチウムイオン電池のスタートアップ「LiBEST」、CES 2024でARグラス用の新規フレキシブルバッテリー公開

リチウムイオン電池のスタートアップ企業LiBEST(リベスト)が、CES 2024に参加してフレキシブルバッテリーシリーズを披露する。

2016年に設立したLiBESTは、リチウムイオン電池の研究開発から設計、製造、品質管理まで可能なディープテックスタートアップで、特にフレキシブルリチウムイオン電池に関しては他に類を見ない技術力と特許を持っている。

同社は2023年5月に大田(テジョン)のトゥンゴク国際科学ビジネスベルトに製造工場を建設。韓国初のフレキシブルバッテリー全自動化製造ラインを開設した。2020年、2023年の2回にわたってCESに参加し、イノベーションアワードを受賞したリチウムイオン電池の技術で、メタバースやウェアラブルデバイス向けの様々なフレキシブルバッテリー製品のラインも確保した。

LiBESTは今回のCES 2024で、これまで以上に洗練され、デバイス製品に適用しやすい製品を披露する。

今回のCESで、LiBESTはARグラスに特化して特殊製造されたフレキシブルバッテリーの公開を予定している。公開予定のバッテリーは、Apple(アップル)のVision Pro(ビジョンプロ)の発表以降、HMD型デバイスとともに多くのメーカーで新製品発表が続いている「ARグラス」で発生している重量とかさの問題を解決できる製品だ。一般的なタイプのリチウムイオン電池を使用した場合、1,000mAh以上の搭載は難しいのがARグラススメーカーが抱える悩みだが、これに着目し、フィット感を損なうことなく外部バッテリーなどの追加装置が必要のないStand-alone(スタンド・アロン)機能を維持したタイプの製品だ。

電池全体の形状は眼鏡の足に似ており、細かな部分では様々なタイプのバッテリーを複合的に適用した多重構造となっている。まず、堅牢性を最大限に生かすため、メガネの足を折り畳んだ部分から耳にかける部分まで、一般的なリチウムイオン電池の構造を採用した。その後、耳に掛ける部分は湾曲したバッテリーの構造に、耳の後ろの部分はフレキシブルバッテリーの構造に設計し、ユーザーのフィット感を高めている。

LiBESTは、このように一つのバッテリーに多重構造形体を適用することで、一般的なタイプのバッテリーでは搭載できなかったデバイススペースのより多くの部分にバッテリーを搭載できるようデザインした。

その結果、LiBESTのバッテリーを使用した場合、ARグラスデバイス一つに1,500mAhのバッテリー容量を確保することができるようになった。これはApple Watchシリーズの約5倍の容量で、よりリアルな拡張現実に必要な高画質ディスプレイの稼働にも十分なレベルだ。

LiBESTのキム・ジュソン代表は、「メタバースとウェアラブルデバイスの市場が着実に成長するにつれ、デバイスは以前よりも多様化しており、これに伴って着用感が良く、見た目も優れた独創的な形のデバイスを開発するため、市場のニーズ把握に注力していきたい。このようなデバイスを作るためには、デバイスそのものだけでなく、内部で使われるコンポーネントからもイノベーションが必要であり、LiBESTは今回披露する新しいバッテリーを通じてその出発点を築きたいと考えている。今回の展示会で紹介する新しいタイプのバッテリーが市場を拡大し、また、一つのゲームチェンジャーとして活躍できることを期待している」と話した。

LiBESTは、今回の展示会で、超小型からモバイル級まで、さまざまな総合ITデバイス用製品を紹介する予定だ。

Eliceグループ、CES 2024でAIベースの教育ソリューション「Elice LXP」を世界に初公開

教育実習プラットフォーム企業Elice(エリス)グループは、「CES 2024」に参加し、新年初のグローバル展開に着手する。

今年初めてCESに参加するEliceグループは、Eureka Parkの統合韓国館にブースを設け、AIベースの教育プラットフォーム「Elice LXP」を世界市場に披露する。

Elice LXPは、世界最大のコーディング学習データ(10億件)に基づいて研究されたAIベースの教育実習プラットフォームだ。自社開発したAI技術で映像などの学習資料を音声及び字幕翻訳でき、グローバルB2B IT教育企業でPluralsight(プルラルサイト)の教育コンテンツを提供するなど、グローバル市場での競争力を確保している。昨年、世界の教育市場調査機関「Holon IQ 」が選定した「東アジアエドテック150」に21年、22年に続き3年連続で選定され、グローバル市場での革新性と技術力が認められた。

韓国では、自動採点、さまざまな学習データを視覚化するAIダッシュボード、LLMベースの「AIヘルピー」など、学習効果を高めるさまざまなAI機能を既に1,600以上の企業や組織が導入しており、学習者の累計数が100万人を超える成果を上げている。また、履修率が低いコーディング学習分野では80%以上の高い履修率を記録している。

EliceグループはCES 2024への参加を皮切りに、グローバル拡張を本格化する。昨年、シンガポール法人の設立を完了し、今年からシンガポールを中心としたAPAC(アジア・太平洋)市場の攻略に乗り出す計画だ。

Eliceグループのキム・ジェウォン代表は、「Eliceは、さまざまな科目を学習できる凡庸性が高い教育ソリューションで、海外でも関心が高まると期待している。また、昨年はグローバル機能の高度化に注力した結果、グローバル市場での競争力も兼ね備えている」とし、「今年初めてCESに参加することを契機に、シンガポールの大学や企業に教育ソリューションビジネスを拡大し、グローバルAIエドテック企業への跳躍を目指す」と話した。

AETECH、米ラスベガスCES 2024 Eureka Park参加

廃棄物分別AIロボットソリューションを提供するAETECH(エイトテック)が、CES2024で廃棄物分別AIロボット「Atron(エイトロン)」を披露する。

AETECHは、人力に頼っていた既存の廃棄物分別作業を自動化するため、AIロボット「Atron(エイトロン)」を開発した。Atronは、260万件以上のデータを学習して、家庭ごみの中からリサイクル品を選別している。
また、99.3% の精度で選別作業を行い、人力に比べて 速度は240%増。コストは279%削減させる成果を挙げた。

今回の2024 CES(Consumer Electronics Show)では、展示期間中の9日から12日の4日間、家庭ごみの選別作業現場に設置されたAtronのVR動画が流される。この動画では、ロボットが指示しやすいようセッティングされた障害物の多い実現場でも、高精度でリサイクル分別する様子を見ることができる。

CN.AI、CES 2024で生成AIプラットフォーム披露

韓国を代表する生成AI企業CN.AI(シーエヌエイアイ)はCES 2024に参加し、自社の生成型AIの技術力と関連するソリューションを披露する。

2019年に設立したCN.AIは、AI研究力と画像データ生成・合成技術に基づく生成型AI、AIヒューマン、画像分析、合成データ生成分野での経験と専門知識を持つ生成AI専門企業で、現在、IT、製造、国防、コンテンツ、医療などのさまざまな産業に適用できる生成AIソリューションを開発・提供しており、市場競争力の確保に乗り出している。

CN.AIは、今回の「CES 2024」で自社の画像生成型AIプラットフォーム「Tivv(ティブ)」と、現在開発中の次世代知能型CCTV「NexLook(ネクスルック)」を披露する予定だ。

昨年11月にオープンベータサービスとしてリリースしたTIVVは、プロンプトだけによる画像を正確に生成することが困難だった既存の生成AIサービスの欠点を補い、ユーザーが必要とする正確な画像生成をサポートするワンストップの画像生成型AIプラットフォームだ。特に、ユーザーがテキストとして記述した画像を正確に生成する「Text2Image (画像生成)」機能と、ユーザーが希望する画像の構成に近い画像を入力して新しい画像を作る「Image2Image (画像編集)」機能を提供。自社開発した「画像評価モデル」を適用し、韓国内外の画像生成型AIサービスと比較して現実的で高品質な画像を生成することができる。何よりも、顧客のIPを学習して、完成度が高い超個人化画像を具現化し、さまざまな現場で活用可能だ。これまで、人気アニメキャラクター「Larva KIDS(ラーバキッズ)」の制作会社であるTUBAn(トゥバエン)とのクローズドベータを含め、さまざまな企業とのプロジェクトに取り組んできた。また、最近では、Diffusionモデルに基づくTiv(ティブ) を活用し、HL Mandoと製品外観検査設備の精度を向上させるための不良品合成データ生成プロジェクトを実施し、エンジン製造工場で不良品探知精度を従来比13.3%改善させるなど、製造分野での活用可能性が高まり話題になっている。このため、CN.AIは、合成データおよび生成AI事業を国防・安全管理の分野に拡大することを計画している。

CN.AIが現在、研究・開発している次世代の知能型CCTVであるNexLookは、既存のAI CCTVに「背景情報」技術を組み込み、探知能力を高度化した次世代知能型CCTVだ。何よりも、事件の「背景」を理解するために開発されたNexLookは、既存の知能型CCTVが凶器が隠された場合、識別できないという欠点を補う。不審な行動を取る人物が凶器を取り出した瞬間、これを異常行動と認識。再び隠しても継続して識別・追跡して不審な行動を取る人物の動きを把握した後、状況をテキスト化し管理機関に伝える。昨年10月には、ソウルデジタル財団プレスデーでNexLookのプロトタイプをデモンストレーションした。

CN.AIのユン・ジョンソク開発本部長は「CN.AIは、韓国で最高レベルの画像生成・合成技術と経験に基づいて、さまざまな分野のAIプラットフォームを開発している」とし、「誰もがAIを簡単かつ迅速に使用できる『With AI』時代をリードするため、CN.AIはさまざまなプラットフォームを引き続き開発し発表していく」と強調した。

CN.AIはイベント期間中、Venetian Expo(ベネチアンエキスポ)内のスタートアップ展示館であるEureka Parkに展示ブースを設け、来場者を迎える予定だ。

SOULX「CES 2024」でメタバースコンテンツ製作ソリューション「XROOM」公開

メタバースソリューション企業SOULX(ソウルエックス)が、CES 2024でAI技術を適用したメタバースコンテンツ製作ソリューション「XROOM(エックススーム)」を披露する。

SOULXは、独自の特許技術で開発したゲームエンジンをベースにしたメタバースコンテンツ製作ソリューション「XROOM」を通じ、メタバースの映像クリエーターが高品質のリアルタイム画像を合成し、直感的なUI/UXとDrag&Drop方式で多様なカスタマイズコンテンツを製作することをサポートしている。

2023年の商用化を皮切りに、現在、大邱オンライン学校(大邱市教育庁)、疾病管理庁、映像クリエイター、IP事業者など、韓国の機関や企業を顧客として誘致し、成長を続けている。

この展示会でSOULXは、AI機能とChatGPTを適用した知能型バージョンのXROOMを公開予定だ。今回の知能型バーションは、顧客の実使用フィードバックを反映した集中的な技術開発の高度化により、初期ソリューションを安定化し、ユーザーの利便性と可能性を強化した。

SOULXのファン・ヨンテク代表は、「XROOMは、絶えず発展する新しい技術を適用し、ユーザーがより便利で安定したソリューションを使用できるよう、引き続きアップデートしていく予定だ」と話した。

SOULXは、2022年度中小ベンチャー企業部(省)起業振興院の起業跳躍パッケージ支援事業に選定され、主管機関である京畿(キョンギ)創造経済革新センターの事業化支援、メンタリングなどのオーダーメイド支援を受けている。

CONPORT LAB、CES 2024でノーコード・フィールド・デジタル革新ソリューション公開

産業用デジタルフィールドシステムの統合ソリューションを開発している「CONPORT LAB(コンフォートラボ)は、CES 2024で「Porta Solution(ポータソリューション)」のバージョン1.0を公開する。

Porta Solutionは、専門スタッフがいなくてもIoTベースの産業用フィールドシステムを簡単に構築して運用できる統合ソリューションだ。現場に設置された超軽量プログラマブルIIoTデバイス「PortaCON(ポータコン)」は、ノーコード方式のWebベースの「Porta Studio(ポータスタジオ)」を通じて、ソフトウェアの定義デバイス(SDD)として多様な現場を柔軟に統合する。同時に、フィールドシステムと遠隔に連結し、データ収集から運用管理、外部システムとの連動まで可能な「Porta IoT Link(ポータアイオーティーリンク)」を通じて最終的に「Device to API(デバイストゥーエイピーアイ)」を実現できる。

CONPORT LABはCES 2024でPorta Solutionの1.0バージョンを公開し、顧客がインストールからデータ収集、システム統合までの全プロセスを体験できるデモンストレーションの機会を用意した。CONPORT LABのブースは、ベネチアンエキスポEureka Park内のK-STARUP統合韓国館に設ける予定だ。

CONPORT LABのキム・ギジュン代表は、「Porta Solutionは、デジタルサービスに不可欠なフィールドシステムに必要なすべての問題を簡単に解決できるソリューションだ」とし、「フィールドシステムの構築だけでなく、設備統合、データ収集、運用など、さまざまな部分に活用できるため、関心を寄せていただき、ブースにお越しいただきたい」と話した。

2022年11月に設立したCONPORT LABは、東南アジア地域にEV車両の情報収集・管理ソリューション、交換可能バッテリーの充電ステーション管理ソリューションの輸出、MashUp Angels(マシュアップエンジェルス)からのシード資金調達、中小企業ベンチャー部(省)のTIPS選定、信用保証基金のリトルペンギン保証の選定など、短期間で大きな成果を上げている。

最近、仁川ナムドン工業団地内の工場1カ所の13区域を対象に、リアルタイムの詳細な電力情報収集および分析ソリューションを設置し運用中で、これにより、特定の区域や設備単位での電力モニタリングと料金削減サービスのPoCを完了し、本格的に拡大しようとしている。

DOGUGONGGAN、巡回ロボット「iroi」と共にCES出撃

ロボットスタートアップ「DOGUGONGGAN(トグコンガン)」が、CES2024で巡回ロボット「iroi(イロイ)」を披露する。

「セキュリティAI」技術と「自動運転」技術を組み合わせた「iroi」は、警備・巡回・検疫・案内・配送などが可能な自律ロボットだ。現在、病院、博物館、駐車場、ショッピングセンターなどで運営されている。

iroiは、火災、ガス検知、異常音検知、侵入者認識、落下検知、双方向ビデオ通話、建物や展示会の案内、配送などのさまざまな機能を備えた自律型巡回ロボットで、セキュリティサービスや案内はもちろん、管理者が希望する場所をいつでも直接チェックしコントロールできる管制システム(Security Operation System)を搭載しており、使用が容易だ。

DOGUGONGGANは自律走行ロボット専門のスタートアップで、2017年から室内の自動運転と屋外の自動運転のソリューションを開発し、SKT、KT、LGエ電子、現代モービスなどさまざまな企業に提供しており、その技術力が認められてきた。2019年から自律走行巡回ロボット(Autonomous Security Robot) の開発に力を入れており、自社開発の屋内巡回ロボット「iroi」と屋外巡回ロボット「Patrover (パトローバー)」を利用し、全国40カ所あまりで巡回サービスを展開中だ。2023年中小ベンチャー企業部長官賞を受賞した。

Eta Electronics、「CES 2024」でロボット・マイクロモビリティ向けのワイヤレス充電ソリューション披露

ワイヤレス給電ソリューション専門スタートアップEta Electronics(エタエレクトロニクス)が、CES 2024でロボット・ワイヤレス充電ソリューションDT-800シリーズとマイクロモビリティ向けワイヤレス充電ソリューションCT-200シリーズを紹介する。

最大500Wのワイヤレス充電が可能なロボットソリューション「DT-800シリーズ」は、物流ロボットや案内ロボットなど、さまざまな形のサービスロボットプラットフォームに適用できる中電力ワイヤレス充電ソリューションで、特化したワイヤレス充電アルゴリズムを搭載しているため、どのような状況でも安全に平均80%以上の高効率なワイヤレス充電が可能だ。

「CT-200シリーズ」は、100W前後のワイヤレス充電が可能な電動キックボード、電動自転車など、マイクロモビリティ・ワイヤレス充電に最適なソリューションで、受信コイルの位置または角度に関係なく、最大40mmの距離でも効率的かつ安定的に非接触ワイヤレス充電ができる。

Eta Electronicsは、CES 2024の会場で電動自転車をワイヤレス充電する様子とともに、クラウドベースのリアルタイムモニタリングシステム「Eta-PMS」を通じた電圧、温度など、様々なワイヤレス充電パラメーターがリアルタイムに分析される様子を来場者に披露する予定だ。Eta Electronicsのブースはラスベガスコンベンションセンター内に設ける。

Eta Electronicsのナム・ジョンヨン代表は、「今後、ワイヤレス充電ソリューションを商用化するには、グローバルな協業パートナーを発掘することが重要になる」とし、「今回のCES展示会への参加を通じ、当社の技術力がPRされ、ワイヤレス充電ソリューションの商用化に関心があるグローバル協業パートナーとの新しいビジネスチャンスが生まれることを期待している」と話した。

Eta Electronicsは、2022年に「MANDO mobility TechUP+」のシーズン3に選ばれ、その後、サムスン電子のCラボアウトサイド慶北、IBK創工麻浦、超格差スタートアップ1000+のプロジェクトに選ばれ、成長の可能性が認められた技術スタートアップだ。

carrotphant、CES2024 Eureka ParkでArch3D Liner披露

文化遺産デジタル記録専門企業carrotphant(キャロットパント)が、CES2024で、

AIをつなげた3次元スキャンデータの分析及び自社開発した文化遺産記録ソフトウェアArch3D Liner(アーチスリーディーライナー)の知能型ソリューションを披露する。

Arch3D Liner知能型ソリューションは、AIをベースに形態分析予測、Heuristics(ヒューリスティック)プロセス、ロボットアーム多重スキャニングシステム、ページ生成モードなど、文化遺産分野の利用者の特性および研究標準を考慮していることが特徴だ。

carrotphantのソ・ヒョンジュ最高運営責任者(COO)は「AIがテーマの今回の展示で、Arch3D Linerの影響力に期待する。特に文化遺産のデジタル記録技術の国際化のためのグローバル市場進出において、世界各国のスタートアップが集まるEureka Parkに参加できることは感慨深い」と話した。

Arch3D LinerはドバイのGITEX Global 2022参加、2023年のitウィークオータム参加、CES 2023参加など、海外の展示に積極的に参加し、グローバル市場を拡大している。

myREN、CES2024で「モビリティ急発進、衝突フォレンジックソリューション」公開

myREN(マイレン)がCES2024で自社ソリューションのAIディープラーニングベースのOBD連携モビリティ急発進・衝突フォレンジックソリューションを初公開する。

このソリューションは韓国自動車研究院で検証された試験で車両の衝突を感知したほか、衝突事故を100%感知した。高度開発を通じて事故の発生と同時に事故の場所、角度、天気、衝突センサーデータ、車両データなど、一般的にドライバーや保険会社では識別が難しいデータをわずか1秒で示すソリューションだ。

特に、韓国内だけでなく、世界の事故報告書の規格に合わせ、自動入力される利点がある。商用化の際には、行政的費用の削減が期待される。

myRENはわずか1秒で交通事故を申告し、応急・救助機関と連携して短時間に救助できる事故申告ソリューションのアプリを提供するスタートアップ企業だ。2018年に創業し、ベンチャー企業、ソーシャルベンチャー、予備社会的企業(創意・革新型)の認証を受け、企業跳躍パッケージ、R&D事業に参加した。現在、慶北(キョンブク)創造経済革新センターの育成企業で、2023年慶北ソーシャルベンチャー活性化事業に参加した。

myRENのチェ・ウノン代表は「市民の安全と時間を最優先にする気持ちで、運転者の立場に立って1件でも多く事故を減らすことができるよう努力している。迅速で正確なソリューションを通じて、誰でもスマートシティーを体験できるよう努力し、持続的なR&Dを通じでサービスの安定性を高めていく」と話した。



原文:https://platum.kr/archives/220242



/media/Platum
記事を書いた人
Platum

Platum is a media service that specializes in startups, and its motto is "Startup's story platform".

  • ホーム
  • ニュース
  • 世界最大のテック展示会「CES 2024」に出展する「K-スタートアップ」