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ファンド・オブ・ファンズ、9,100億ウォン出資 1.7兆ウォン規模のベンチャーファンドを造成

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ファンド・オブ・ファンズ、9,100億ウォン出資 1.7兆ウォン規模のベンチャーファンドを造成

中小ベンチャー企業部は「2024年ファンド・オブ・ファンズ1次定時出資公募」を通じて、9,100億ウォン(約1011億円)を出資し、1.7兆ウォン(約1890億円)規模のベンチャーファンドを造成する計画だ。

韓国スタートアップの海外資金調達を支援する「グローバルファンド」に過去最大規模である1,500億ウォン(約166億円)を出資し、1兆ウォン(約1112億円)以上のファンドを造成する。

非首都圏のベンチャー・スタートアップに重点投資する「地域ベンチャーファンド」に過去最大規模の1,000億ウォン(約111億円)を出資する。

地域ベンチャーファンドは、自治体・公共機関などと共にマザーファンドを造成する「地域革新ベンチャーファンド(550億ウォン<約61億円>)」タイプと、地域所在の創業企画者、技術持株会社などが参加できる「地域創業初期ファンド(200億ウォン<約22億円>)」、地域に所在する起業家型小規模事業主などに重点投資する「LYCON(ライコン)ファンド(150億ウォン<約16億円>)」などで構成される。

新興・小規模ベンチャーキャピタル専用の「ルーキーリーグ」に1,000億ウォン(約111億円)以上を出資し、ルーキーベンチャーキャピタルが挑戦的な投資分野を直接提案するように運営方式を全面的に改編する。

ルーキーリーグには全体の出資予算の約10%に相当する1,000億ウォンを出資するが、ベンチャーキャピタルが画期的な提案を多く行う場合、追加の予算配分も検討する予定だ。

「女性(167億ウォン<約18億円>)」、「青年創業(667億ウォン<約74億円>)」、「再跳躍(500億ウォン)」、「インパクト(333億ウォン<約37億円>)」ファンド造成を通じて、投資の死角に対する支援も継続する。

一方ファンド・オブ・ファンズが、大企業、金融圏、成功ベンチャー企業などと共同出資して造成する「スタートアップコリアファンド」は、民間出資者の参加意向を調査中で、2024年3月に別途出資公募が行われる予定だ。

一方、迅速な投資資金供給のため、ファンド・オブ・ファンズ出資事業の運営構造も改編する。

マザーファンドのベビーファンドが迅速に投資に取り組むことができるよう、ベンチャーキャピタル選定時に「ファンドの迅速な結成可能性」を中心に評価する。

1次出資事業は、ファンド結成期限(3ヶ月)内に結成を完了することを原則とし、結成されなかった出資予算は回収し、直ちに2次出資事業(2024年7月予定)により、新しい運用会社を選定する。

ただし、この過程でベンチャーキャピタルの負担を軽減するため、今年一時的に「ファンド結成失敗ペナルティ」を免除する。

2023年一年間、積極的にベンチャー投資を執行したベンチャーキャピタルを出資事業評価で大幅に優遇する。また2024年にもベンチャー投資促進インセンティブ制度を積極的に運営し、今年一年間に投資を多く執行したベンチャーキャピタルは、2025年出資事業選定、各種政府出資事業で優遇する。

「ファンド・オブ・ファンズ事後管理委員会」を新設し、管理報酬の削減、出資事業への参加制限など、主要な事後管理事項について十分な弁明の機会を与えられるようにする。

オ・ヨンジュ長官は「今年のファンド・オブ・ファンズ出資事業は、ベンチャー投資市場の回復モメンタムを迅速に拡充することに重点を置いた」とし、「上半期内に運用会社選定とファンド組成を迅速に完了し、下半期から本格的な投資が執行されるように出資事業全般を大幅に改編した」とし、「今年を”スタートアップ・コリア”を実現する元年とし、ファンド・オブ・ファンズをはじめとする核心政策を迅速に推進し、目に見える成果を創出することに集中する」と明らかにした。



原文:https://platum.kr/archives/222162


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