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NAVERが投資したスタートアップ企業価値4兆ウォン

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NAVERが投資したスタートアップ企業価値4兆ウォン

NAVER(ネイバー)が発行した「デジタルエコシステムレポート2023」によると、NAVERのクラウド、AI、ビッグデータなどの技術を自社のビジネスに活用したり、直接教育プログラムに参加するなど、技術エコシステムを通じて共に成長しているパートナーの範囲と支援規模などが拡大している。

NAVERの戦略投資組織であるD2SFがこれまで投資したスタートアップの企業価値は4兆ウォン(約4450億円)に達し、NAVER Cloudの「NAVER AI RUSH 2023」プロジェクトに参加したスタートアップを対象とした支援規模は約20億ウォン(約2億2240万円)以上である。また、NAVERコマースソリューションマーケットに出店した外部スタートアップの割合は65%に達し、whalespace(ウェールスペース)を導入した機関および学校は、累積1.7万件であることが分かった。NAVER Connect Foundation(ネイバーコネクト財団)が提供するオンラインIT教育プログラム「boostcourse(ブーストコース)」の累積受講者は、昨年基準45万人に達した。

NAVER技術を活用し、成長している中小企業やクリエイターも拡大している。NAVERスマートストアで年間1億ウォン(約1100万円)以上を売上げる販売者は4.5万人を超え、NAVERスマートストアで活動する販売者のうち20~30代の割合は全体の44.6%を占める。NAVERショッピングライブ全体の取引額のうち、SMEの割合も50%に達する。

また、中小企業を対象に支援している手数料および成長ポイントの累積支援額は1,060億ウォン(約118億円)を超え、NAVER PAYをのかんたん決済の累積支給額は24.7兆ウォン(約2兆7457億円)を超えた。NAVER PAYが提供するテックフィン保険サービスである「返品安心ケア」に加入した販売者は3.6万人で、これを活用した販売者の月間取引額は29%増加したことが分かった。

ウェブトゥーン、ZEPETO(ゼペット)など、グローバルクリエイターエコシステムも成長している。昨年基準、NAVERウェブトゥーンの創作者収益モデルパッケージであるPPS(Partners Profit Share)プログラムの規模は2兆255億ウォンを超え、違法流通防止技術である「TOONRADAR(トゥーンレーダー)」による創作者収益保護効果換算額は年間3,000億ウォン(約334億円)規模と推定される。ZEPETOで活動するクリエイターの累積リリースアイテム数は1,100万個で、昨年基準、収益が発生したZEPETOクリエイターは前年比800%増加した。

NAVERは2018年の「D-コマースレポート」を皮切りに、「D-プレイスレポート」、「テックフィンレポート」、「ローカルブランドレビュー」など様々なレポートを毎年発行し、学界と共にエコシステム参加者の成長モデルを研究し、示唆点を発展させてきた。昨年に続き、今年2回目に発行された「デジタルエコシステムレポート」は、これまでEコマース、テックフィン、ローカルなど、様々な分野で分析してきたデジタルエコシステムを総合的に網羅し、デジタル創業と技術エコシステム全般を把握することができる内容を盛り込んだ。



原文:https://platum.kr/archives/213936



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