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The Ventures、2023年に50のスタートアップに77億ウォン投資

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The Ventures、2023年に50のスタートアップに77億ウォン投資

初期企業専門投資会社のThe Ventures(ザ・ベンチャーズ)が2023年に50社のスタートアップに77億ウォン(約8億5,200万円)規模の投資を行った。

The Venturesは2014年にアクセラレータ(AC)として発足し、Impact Partners(インパクトパートナーズ)、NAUTILUS INVESTMENT(ノーチラス・インベストメント)に続き、2020年6月にAC業界で3番目にベンチャーキャピタル(VC)ライセンスを取得。これまで累計259社の韓内外のスタートアップに投資してきた。2022年にはファウンダーズ・コミュニティ・ファンドをつくり、潜在力ある初期企業の発掘にさらに積極的に取り組み、2023年からは別のベトナムファンドを通じて東南アジアのスタートアップ投資にも拍車をかけている。

The Venturesの2023年の総投資執行規模は77億ウォン(約8億5,200万円)で、前年比20%増加した。投資規模が拡大した分、投資執行スタートアップの数も増加し、計50社に新規投資した。AI最適化ベクターデータベースのcognica(コグニカ)、VRアバター制作及びマーケットプレイスEDEN(FROMSEOUL)、血糖測定ソリューションのApollon(アポロン)、持続可能な伝統酒ブランドのNew Look(ニュールック)、飼い犬のエドテックサービスのBreeding(ブリーディング)、訴訟業務自動化SaaSリーガルケア(Lexynaptics)などの韓国のスタートアップはもちろん、ベトナムのアフリカTV/スイッチと呼ばれるBox Studio(ボックススタジオ)、マレーシアで中古iPhoneの売買事業を運営している3CAT、廃食用油などを回収して精製、認証してバイオ原料として提供するReFeed(レフィード)、現地ローカルF&BデリバリーイノベーションをリードするクラウドキッチンBデリバリーの革新を主導するクラウドキッチンAri Kitchen(アリーキッチン)など、4つのベトナムまたはベトナムベースのスタートアップがThe Venturesとタッグを組んだ。

The Venturesが持つ「初」の記録も注目に値する。投資を受けた起業家たちがエグジットした後、投資してくれたハウスに戻り代表とパートナーとして働いているThe Venturesの事例は、韓国で初と言われている。VC初の起業家間の情報交換とコミュニケーションのためのコミュニティアプリ「TheVentures(ザ・ベンチャーズ)」をリリースし、D-CAMP(ディーキャンプ)オールスター戦で初めて開催された投資会社バトルで優勝したこともある。その背景には、The Venturesのメンバーが持つ起業家DNAがある。起業家が投資するファンド、起業家のためのコミュニケーションアプリ、特に正式な投資検討プロセスを進めれば1週間以内に回答が得られる起業家の視点で考案された投資プロセスは、投資家としてThe Venturesが持つ最大の魅力と評価されている。

The Venturesのキム・チョルウ代表は「メンバー全員が起業家であっただけに、起業家に対する理解と尊重は格別なのがThe Venturesの長所で、昨年は一年間に2,640時間のミーティングを行った。どんなに忙しくても連絡が来たら必ず100%回答することが私たちチームの目標だ」とし、「昨年に続き2024年第1四半期も初期企業が生き残るのが容易ではない困難な状況だが、こんな時ほどより多くの企業に出会い、悩みを聞き、投資をさらに増やしていく」と今年の計画を明らかにした。


原文:https://platum.kr/archives/221839



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