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創業以来最大規模…KT Investmentが645億ウォンのファンドを設立

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創業以来最大規模…KT Investmentが645億ウォンのファンドを設立

KT Investment(KTインベストメント)が5日、単一のファンドとしては創業以来最大である645億ウォン(約74億円)規模のファンド設立に成功したと明らかにした。韓国ファンド・オブ・ファンズやIBK企業銀行などが主要出資者として参加し、KT(32,950ウォン ▼550 -1.64%)も250億ウォン(約28億7,000万円)を出資した。

今回設立されたファンドは、今年4月、KT Investmentがファンド・オブ・ファンズの第1次定時出資事業 青年起業一般分野で、8倍の競争率を勝ち抜いて委託運用会社(GP)に選定されたことから始まった。

KT Investmentはその後、7月にソウル市のスケールアップファンド出資事業に選定され、これにIBK企業銀行、Shinhan Asset Management(新韓資産運用)、SeongNam Industry Promotion Agency(城南産業振興院)、RYUKYUNG PSG(ユギョンPSG資産運用)、Inspire Partners(インスパイアパートナーズ)などが参加し、結成が完了した。

今回の青年起業ファンドは、KT Investment創業以来、単一ファンドとしては最大規模だ。累積運用資産(AUM)規模は3,300億ウォン(約378億5,000万円)を超えた。ファンドは、△人工知能(AI)、△ロボット工学、△クラウド、△B2B(企業間取引)ソフトウェア、△(モバイル)サービス・プラットフォーム分野に集中投資する計画だ。

KT Investmentは創業から8年で、IPO(株式公開)7件、M&A7件の実績を上げている。医療人工知能企業のLunit(ルニット{180,000ウォン ▼5,500 -2.96%})、協働ロボット企業のNeuromeka(ニューロメカ{34,950ウォン ▲250 +0.72%})、企業向けAIソリューション企業のSaltlux(ソルトルクス{29,500ウォン ▲1,600 +5.73%})などが代表的なKOSDAQ上場事例だ。特に、初期投資を行ったKOREA CREDIT DATA(韓国信用データ)やMEGAZONE CLOUD(メガゾーンクラウド)は現在、企業価値1兆ウォン(約1,150億円)以上のユニコーンに成長し、市場で注目されている。

KT Investmentは、有望企業をKTに紹介して事業提携を行い、大規模な追加投資を引き出す企業価値向上戦略を追求している。KTは昨年、クラウド、物流、AIフルスタックなどの新事業強化のために、KT Investmentのポートフォリオ会社であるMEGAZONE CLOUD、Team Fresh(チームフレッシュ)、Rebellions(リベリオン)に大規模な投資を行った。

KT Investmentのキム・ジヒョン代表は、「引き続き新しい市場と技術を発掘し投資する一方で、KTと連携しながらスタートアップの実質的な価値向上を促進し、韓国のスタートアップ生態系の活性化に貢献するためにさらに努力する。」と述べた。



原文:https://www.unicornfactory.co.kr/article/2023110509321457627


/media/UNICORN FACTORY
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UNICORN FACTORY

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