「3Dより2Dアバターが好評」…日本でのZEPETOの売上40%増

NAVER(ネイバー｛215,500ウォン ▼2,000 -0.92%｝）による3D（3次元）アバターのソーシャルメディアプラットフォーム「ZEPETO（ゼペット）」が日本で急成長を遂げている。

11日、NAVER Z（ネイバーゼット）によると、今年（1～10月）の日本での売上高は昨年同期に比べて40%以上成長したという。ARPPU（課金ユーザーの決済額）も40%増加した。

ZEPETOが多様な融合・複合コンテンツを持続的に提供したことが日本市場攻略に効果的だったと分析されている。ZEPETOは基本的に3Dアバターを提供していたが、7月には2Dアニメスタイルのアバターを新たに発表し、カスタマイズの選択肢を広げた。

ZEPETOの3Dアバターは、仮想空間で自分を自由に表現できるペルソナで、ZEPETOの主な競争力として機能してきた。特に日本は、アバターキャラクターのカスタマイズ回数と有料アイテム購入数が全世界（アプリ利用国）1位で、ZEPETOのアバターカスタマイズを最も活発に利用してきた国だ。

さらに、ZEPETOが新たに発表した2Dアニメスタイルのアバターは、マンガなどの2Dコンテンツの需要が高い日本市場で大きな反響を呼んだ。日本の全体ユーザーの半分が2Dアニメスタイルのアバターを使用しているほどだ。この割合は、ZEPETOが使われている国家の中でも上位を占める。

アニメアバターのリリースをきっかけに、ZEPETOライブも増えた。10月の時点で日本国内の月間ライブホスト数は、昨年10月に比べて3倍以上増加し、ライブスポンサー数も約2倍に増加した。

NAVER Zの関係者は、「日本の利用者は、コンテンツに対して深い愛情を持っており、ZEPETOのカスタマイズ機能を積極的に使用している。」とし、「ZEPETOの2D・3Dアバターを活用したライブ機能は、コストと時間がかかっていた従来のVTuber市場の障壁を下げるという点で、会社的にも大きな価値があると見なしている。」と話した。

日本の大型IP（知的財産権）や企業との継続的な協力を通じて、ユーザーに様々なコンテンツを提供している点も、ZEPETOの成長を後押ししている。ZEPETOは、サンリオ（クロミ、ハローキティなど）、ワンピース、クレヨンしんちゃんなど、日本の伝統的なIPはもちろん、SONY、ソフトバンク、フジテレビなどの大手企業ともパートナーシップを締結している。日本の人気IPであるサンリオとの提携アイテムは、今年11月までに144万個以上販売された。

このように、ZEPETOが提供する様々なコンテンツは、ユーザー間のコミュニケーションをさらに強化し、日本のZEPETOコミュニティの形成に貢献している。現在、日本のZEPETOコミュニティは、他国に比べて高い滞在時間を記録している。日本人ユーザーの一日の平均滞在時間は1時間30分以上だ。月間平均滞在時間は、世界全体の平均に比べて124%高い。

NAVER Zは今後、日本で様々なコンテンツを提供し、ZEPETOのエコシステムをさらに拡大していく計画だ。NAVER Zの関係者は、「日本の利用者にインタラクティブなコンテンツ体験を持続的に提供するため、様々なIPや企業との協業が予定されている。」とし、「今後も、誰もがZEPETOを通じて自分の個性を存分に発揮し、それを媒介にコミュニケーションができるよう、多様なメタバースコンテンツの実験を続けていきたい。」と述べた。

一方、NAVER Zは11日、アラブ首長国連邦(UAE)シャルジャ・メディアシティと業務協約(MOU)を締結し、メタバース関連のコンテンツおよび技術協力を推進すると発表した。今月8日、京畿道・城南に位置するテクノワン社屋で開かれた協約式には、アル・カシミ・シャルジャ（UAE7つの首長国の一つ）副国王と、アル・ミドファメディアシティ会長などが出席した。協約を通じてNAVER Zは、ZEPETO内でシャルジャ・メディアシティを宣伝し、メタバースおよび没入型技術に関するノウハウを共有する予定だ。

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原文：https://www.unicornfactory.co.kr/article/2023121113485434025