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1月のD.DAYでキッズソーシャルプラットフォーム「Norit」が優勝

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1月のD.DAYでキッズソーシャルプラットフォーム「Norit」が優勝

  • 17社の投資パートナー「アライアンス」と共同開催

銀行青年創業財団D.CAMP(キム・ヨンドク代表)が韓国の主要投資会社17社と共同で開催した1月のD.DAYで、キッズソーシャルプラットフォーム「Norit(ノリット)」が優勝した。26日、宣陵(ソンルン)に位置するD.CAMPで開かれた今回のイベントには、計5チームが参加しピッチングを行った。

D.CAMPは、1年間D.DAYの公式パートナーとして活動する投資パートナー社を中心に「アライアンス(alliance)」を構成した。D.DAYの審査参加はもちろん、毎月参加チームの資料を別途検討し、参加チームとネットワーキングできるように支援している。D.DAYを通じて発掘されたスタートアップが、資金を調達し安定的に成長できるよう専門性を強化し、パートナー企業の参加を拡大するためだ。今年は、HG Initiative(HGイニシアチブ)、BA Partners(BAパートナーズ)、Bigbang Angels(ビッグバンエンジェルス)、Sopoong(ソプンベンチャーズ)、We Ventures(ウィベンチャーズ)、Coolidge Corner(クーリッジコーナー)が新たにアライアンスに参加した。合計17社の投資会社からなるD.DAYアライアンスが、今年1月のD.DAY共同主管会社として名を連ねた。

審査委員としてアライアンス参加社から、HG Initiativeのナム・ウジン常務、BA Partnersのイ・ジョンスン代表、Bigbang Angelsのキム・テヒョン代表、Sopoongのチェ・ギョンヒパートナー、We Venturesのハ・テフン代表、Coolidge Cornerのカン・シンヒョク代表、D.CAMP間接投資チームのキム・ヒョヒョンチーム長、D.CAMP成長チームのキム・ボミチーム長が参加した。


アルファ世代のソーシャルプラットフォーム「Norit」

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Norit x D.DAY

1月のD.DAYで優勝した企業であるNorit(ノリット、代表チェ・ダウン)は、興味と関心事が似ている子ども同士をマッチングして、オンライン上で繋ぐアルファ世代用(13歳以下)ソーシャルプラットフォームだ。チェ代表は過去7年間、登録者数53万人のYouTubeチャンネル「DANI幼稚園」を運営してきたYouTubeクリエイターだ。「以前は、様々なエピソードを一方的に紹介してきたが、Noritでは、親の介入なく共通の関心事によってマッチングされた子供たちが、20分間双方向で自由にコミュニケーションできるようにした」と説明した。Noritは、子供たちが安全に遊べるように、幼児教育専門家によって常時モニタリングを行っている。また、児童を対象にしたディープフェイクを防ぐために、AI顔認識技術で相手を確認できる技術を最近導入した。


開発者のLinkedIn「IKSTORY 」

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IKSTORY x D.DAY

IKSTORY (イクストリー、代表キム・ビョンチョル)は、開発者の履歴管理を自動化してくれるサービスだ。目標は「開発者のLinkedIn」だという。開発者が参加したプロジェクトを登録すると、自動的にデータを収集してアップロードしてくれる。開発者の採用過程で、信頼できる定量評価指標によって採用を進めることができるように、企業のためのB2Bサービスとして現在は開発が進められている。IKSTORY は、積極的な求職者だけでなく、非積極的な求職者両方を検索できる人材プールを提供しており、採用企業は彼らの開発履歴を閲覧することもできる。開発者の検索は無料だが、開発者に連絡するためには課金が必要だ。


AI着せ替えサービス「Loog Studio」を運営する「CodiMe」

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チョンジヘ x D.DAY

CodiMe(コーディミー、代表チョン・ジヘ)は、仮想モデルが衣類を着用したイメージを生成するサービス「Loog Studio(ルーグスタジオ)」を運営している。オンラインで服を購入する際、消費者はモデルのアイテム着用写真から判断しなければいけないため、着用写真は売上増大に重要な要素だが、モデルやスタジオなどに写真1枚あたり平均9万ウォン(約1万円)の費用がかかる。Loog Studioは、人工知能(AI)を活用し、服やアクセサリーをモデルの体型に合わせて、現実的な着用イメージを生成することができる。また、多くの時間と費用がかかる写真補正作業の自動化を導入し、販売者側に有益なサービスを提供している。


牡蠣の殻によるリサイクルフッ素処理のスタートアップ「OYSTEC」

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OYSTEC x D.DAY

OYSTEC(オイステック、代表ソ・ウォンギ)は、ゴミとして捨てられる牡蠣の殻をアップサイクリングし、半導体、製鉄所、化学品製造所など産業環境で発生するフッ素含有排水の処理用混合物を作るスタートアップだ。牡蠣の殻に含まれる炭酸カルシウム、マグネシウム、アルミニウムなど、フッ素イオンの吸着に優れた金属成分を活用し、すでに広く使われている消石灰成分の混合物よりも、フッ素イオンをより強力で安定的に吸着させる物質を開発した。そのため、1回の工程だけでフッ素イオン放流許容値の15ppm未満になるよう、排水からフッ素を除去することができる。OYSTECは中国のBAOWU(宝鋼)に混合物を輸出するなど、市場でもすでに認められている企業だ。


AIベースの音声変換ソリューション「ボリー」の開発会社「WaveDeck」

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WaveDeck x D.DAY

WaveDeck(ウェーブデック、代表チョン・ヘガプ)は、人工知能ベースの音声変換ソリューション「ボリー」を開発している。ボリーはテキスト入力を音声で出力するTTSとは異なり、話者の感情や抑揚を活かした音声変換ができる。そのため、ショート動画、メタバース、バーチャルYouTuberなど、自然な音声が必要な分野に適している。WaveDeckは、今年4月にAI音声変換サービスおよび音声事前登録機能をリリースする予定だ。音声提供者が登録した声を、クリエイターやコンテンツ企業などに有料で提供し収益化するのだ。まず最初は、リアルタイムのライブ放送を行う「バーチャルYouTuber」向け音声変換サービスを提供する予定だ。競合他社と比べて、格段に自然な音声が強みだ。

一方、D.CAMPは2月、海外創業者のための「D.DAY x Global League」を開催する。韓国市場への参入を希望する海外のスタートアップまたは、海外進出を準備する韓国のスタートアップを集中的に発掘する計画だ。


トップキャプチャー:26日、ソウル市江南区のD.CAMP(Dキャンプ)で開催された1月のD.DAYで、参加者たちが記念撮影を行う様子。 <写真=D.CAMP>

原文:1월 디데이에서 키즈 소셜 플랫폼 ‘놀잇’ 우승 (mk.co.kr)


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