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AI専門企業「MOREH」、Hugging Face LLM評価グローバル1位に浮上

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AI専門企業「MOREH」、Hugging Face LLM評価グローバル1位に浮上

人工知能(AI)インフラソリューション企業MOREH(モレ)が自社開発した巨大言語モデル(LLM)が、世界最大のマシーンラーニングプラットフォームHugging Face(ハギングフェイス)が運営する「Open LLM Leaderboard(オープンLLMリーダーボード)」評価で、77.29点という高いスコアを記録し、1位に上がった。

Hugging Face「Open LLM Leaderboard」は、グローバルAIモデルの性能検証窓口として活用される開発型プラットフォームだ。現在3400を超えるモデルが登録され、推論、常識能力、言語理解能力など、6つの評価指標を基準に順位を争っている。

今回1位に上がったMOREHの最新モデル「MoMo-70B」は、700億個のパラメータ(媒介変数)を持つ巨大言語モデルで、17日初めてLeaderboard1位に浮上し、現在までキープしている。モデル開発着手から1位達成まで、わずか3ヶ月間で収めた成果だ。

MOREHがこのように短期間でLLM分野で世界1位の頭角を現すことができたのは、MOREHが独自開発して保有しているAIプラットフォーム「MoAI」の技術力が支えになっていたためだ。最高レベルのLLMを迅速に開発するためには、何よりも効率的なモデル学習方法を確保することが重要であるが、MOREHの「MoAI」プラットフォームは、高度な並列化処理技法により、大規模なAIモデルを効率的に開発し学習することを手助けする。

開発を主導したMOREHのイム・ジョンファンAIグループ長は「今回1位達成は、MOREHの優れたAIモデル開発能力とAIプラットフォーム技術が加わった成果」とし、「プラットフォーム”MoAI”により、大規模AIモデルの開発および学習に必要な時間とコストを劇的に減らすことができた」と説明した。

AI半導体エコシステムを代表する主要テック企業として挙げられるMOREHは、AIインフラソフトウェアをはじめとする企業向けAIクラウドソリューションを開発する。MOREHのソリューションは、既存のNVIDIAだけでなく、AMDなど多様なGPU、NPUリソースとの互換性も完璧で、AI事業者に、コスト、時間面で効率的でより幅広い代案を提供する。

MOREHは、チョ・ガンウォン代表など従来のスーパーコンピュータ「チョンドン」を開発したソウル大学マニコアプログラミング研究団出身が主軸となり、2020年9月に設立した。昨年10月にはKT、AMDなどから2,200万ドル(約32億6612万円)規模のシリーズBラウンド資金を調達し、話題になった。



原文:https://platum.kr/archives/221195


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Platum

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