FuturePlay、ベンチャーキャピタルライセンスを取得...創業投資会社、創業企画者兼営

FuturePlay（フューチャープレイ）がアクセラレータ（AC）として活動してから約10年で、ベンチャーキャピタル（VC）ライセンスを追加取得した。これによりFuturePlayは、創業投資会社兼営の創業企画者としての資格を確保した。

業界には、ベンチャーキャピタルがアクセラレータ資格を追加取得したり、アクセラレータ子会社を設立したケースはあったが、アクセラレータとして長期間活動し、ベンチャーキャピタルライセンスを追加取得したのは初めてだ。

FuturePlayがVCライセンスを取得したのは、今年12月21日に施行される「ベンチャー投資促進に関する法律」改正案の影響が大きい。従来、創業投資会社を兼営する創業企画者は、両者の投資の義務をすべて遵守しなければならず、行為制限もそれぞれすべて適用されていた。しかし今回の改正案で、創業投資会社兼営の創業企画者に対する規制が合理的に調整され、初期創業企業への投資義務も緩和される。

FuturePlayは、アクセラレータ本来の役割である初期スタートアップ投資を強化し、ポートフォリオ企業の成長段階に合わせて持続的に貢献するため、今回のVCライセンスを取得した。これにより、創業時点から成長過程全般にわたる投資ラウンドに参加するデュアルライセンス戦略を繰り広げる予定だ。

より多くの予備/初期創業者に出会える接点を拡大し、VCとして積極的に後続（Follow-On、フォローオン）投資に参加する予定だ。また、大・中堅企業の成長動力確保に向けたOpen Innovation（オープンイノベーション）プログラムを通じて、スタートアップの投資家/顧客確保と事業成長のための様々な機会を提供する計画だ。

FuturePlayのリュ・ジュンヒ代表は「シリコンバレーを代表する投資会社であるAndereessen Horowitz（アンドリーセン・ホロウィッツ、a16z）やY Combinator（ワイコンビネーター）は、いずれもスタートアップの創業者経歴を持つファウンダーがエンジェル投資やアクセラレーションを行い、シリーズA以降のラウンドまで投資して成長したケース」とし、「韓国でも極初期投資からスタートし、投資したスタートアップの成長を支援するため共に成長し、アクセラレータからVCの能力まで持つ投資会社が出てくるべきだと考えた。今後、デュアルライセンスを持ち、スタートアップの誕生から上場まで体系的に支援する先導アクセラレータとしての役割を果たす」と述べた。

一方2013年に発足したFuturePlayは、2023年にフューチャープレイパイオニアファンド第1号（124億ウォン＜約14億円＞規模）、ユニコーン2号ファンド（157ウォン億＜約18億円＞規模）を成功裏に結成し、年内に新規ファンドを追加で結成する予定だ。現在、FuturePlayが運用中の組合は合計10で、出資約定金額を含む総運用資産（AUM）規模は1,735億ウォン（約198億円）である。

原文：https://platum.kr/archives/218129